多くのママ・パパを悩ませる、子どもの「好き嫌い」問題。なんでもよく食べる子より、野菜をはじめ何かしら好き嫌いをして残す子のほうが多いのではないでしょうか?

味・におい・食感・見た目など、何かしらの理由があって子どもは苦手なものを判断しているはずですが、「ヤダ!」「食べたくない!」などとストレートに拒否されることが続くと、一生懸命作った側としてはついカチンときて「いいから食べなさい!」なんて声を荒らげてしまうことも……。

学校の給食なら食べるなど、シチュエーションが違えば食べる子もいれば、成長するにつれて自然と食べられるようになる子もいますが、好き嫌いが多く、なかなか食べられるものが増えない子には栄養面の心配もあって悩んでしまいますよね。

どうやって子どもの好き嫌いを克服させたらいいのでしょうか? 子どもの食で試行錯誤する周囲のママたちに話を聞きました。

好き嫌いが多い子にうまく食べさせるには?克服方法をママたちに聞いた

1:料理を手伝ってもらう

料理や買い出しから手伝ってもらうと、「自分が作った!」という達成感から食べてみようかな、と思ってくれるという意見も。

確かに、筆者の家庭でも長男に一時期魚をさばくブームが訪れ、その際は自分でさばいた魚の料理はきちんと食べていました(ふだんは魚は残しがちです)。

野菜を切ってもらって、「これさっき◯◯ちゃんが切った野菜だよ! おいしそうだね」など声かけをしてみると、ひと口くらい食べてみようかな、と思えるはず。

男女問わず将来、料理ができる大人になるためにも、料理のお手伝いに慣れておくのはいいこと。嫌いなものの克服にまでつながらなくても、良い体験であることは間違いないので、試しに苦手な食材の調理を一緒にやってみてはいかがでしょう。

余裕のある休日に料理のお手伝いをさせてみたり、時間がなければ買い出しに一緒に行って食材を選んでもらうなど、食べるまでの過程を楽しみ、主体的に食とかかわる経験をもつことで、食べる意欲にもつながりやすくなります。