4:型抜きなどで見た目を可愛くする

多少手間はかかりますが、視覚に訴えることで子どもの食べる意欲を刺激する手もあります。

「ニンジンは茹でて星型にくり抜いたりなど、苦手な食材は可愛い見た目にして、なんとか子どものテンションがあがるようにしています」

お子様ランチ風にしてみたり、海苔などで簡単なパーツを作ってごはんやおかずを顔に見立ててみたり。

細かい作業が苦手だったりそもそも手間をかける時間がなかったり、どうしても無理!という人は、まず好きなキャラクターなど子どもが喜びそうなお皿に盛りつけるだけでもちょっと違うかもしれません。

5:家庭菜園で一緒に育てる

「娘は保育園でミニトマトを育てたことがきっかけで、苦手だったトマトが食べられるようになりました」と教えてくれたママもいました。

家庭菜園となるとなかなかハードルが高そうですが、今は簡単にできるものもたくさんあります。広い庭がなくても、ベランダ菜園を作ることも可能です。

まずは最初にいろいろ揃えなければいけないものもありますが、わりと100均で手に入るものがほとんど。ミニトマトやピーマンなど、比較的初心者向けで簡単と言われている野菜からトライしてみてはいかがでしょう。

毎朝きちんと水やりしてくれるかは子どもによりますが、毎日育っていく野菜を一緒に見ることで、ただスーパーで買ってくるだけの野菜よりも愛着がわくはず。

筆者の小二の息子も、育ててはいませんが祖父の畑で自分の手で収穫した野菜は、ふだん食べないようなものでもよく食べます。

自分が育てた野菜ならなおのこと、ひと口くらい食べてみようと頑張れるのではないでしょうか。

どの家庭も、あれこれ工夫を試みているのがよくわかりますよね。

ただ、神経質になりすぎて親がピリピリしてしまっては子どもにもプレッシャーになります。「何かしら食べられていれば大丈夫」「成長に伴ってきっと食べられるようになる」という気持ちで、おおらかに食育に取り組むことも大事かもしれません。

もし子どもの偏食に悩んでいたら、ぜひ、やってみたいと思えるものから取り入れてみてくださいね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。