そう、そうですね! 何度も観に来てくれる人にとっても、面白いと思うし、やってる方も、「何で今日はここで、こうなったんだろう??」って、自分でも説明のできない感情がわいてきたりするんです。
毎日同じことをやっているから、舞台の方が大変って思いがちだけど。でも、自分自身が同じことをやってると思わなければ、同じ役だけど、毎回違う感情で生きられるから、楽しいんです。
それは、『王家の紋章』でキャロルを生きているときからそうでした。
今回、寺さんもそう言われていて。寺さんのようなベテランの方でも、そういう意識をもつだけで変わってくるんだって、再確認させていただいた思いです。
前回も話したけれど、2017年は本当にいい順番で、作品に出させていただいたと思っています。
『王家の紋章』は、再演だったけど初演とつくりも変わって、「ザ・グランドミュージカル」の中で戦った。その後に、作品の中で初めて「役」として生きなきゃいけない『ピーターパン』をやって。
次に、歌や台詞がほぼなくて「観せて人の心を動かす」プロの集団に囲まれて、ヒロインとして生きて。
初めて舞台に上がる人たちのなかで、「どうやったら周りの人たちに刺激を与えられるかな」って考えて。「よし、芝居をがんばろう」って、自信はないながらも筋を通した結果、自分の自信につながりました。
その後の『朝陽の中で微笑んで』だったから。まだ、客観的に作品を観ていないんですが、これまで学んできたものや、吸収してきたものを出せていると信じたいです。
悔いはないです。やりきったし、もっている「引き出し」は全部開けたと思いますし、「引き出し」をさらに増やせたと思います。
それは「感情の引き出し」ではなくて、舞台という板の上に立つ人間としての「引き出し」が増えたような気がしています。
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[最終回]「ミラチャイ」連載は「人間味のある宮澤佐江」を作った"ホーム"で"チャレンジ"できる場所&芸能活動を一時休止する理由とできた目標
佐江ちゃんにとって「ミラチャイ」は、「ホーム」のような感覚だった。なぜ今、お休みをするのか、ありのままの思いを話してくれました。約6年間、200回を超える連載の最終回です。
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[第51回]宮澤佐江「ミラチャイ」連載の6年、200回も続いた理由がインタビューでみえたー仕事、境遇、思いに向き合う
48グループと舞台。2本の軸を歩むなかで出会った人たちが、佐江ちゃんにもたらした、卒業後の大きな変化とは。「ミラチャイ」連載を彩った数々の写真やエピソードで当時を振り返っていくと、約6年にわたる長期連載になれた理由が見えてきました。
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[第50回]宮澤佐江と「ミラチャイ」連載の6年、200回以上を振り返っていくーやっと笑って話せるあのときのこと
どんなに時間が経っても変わらない、佐江ちゃんの「根っこ」にあるものとは。48グループを出てわかったこと。今、やっと笑って話せるあのときのこと。最終回に向けて、さらに尽きないお話です。
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[第49回]宮澤佐江が新「ミラチャイ」連載で振り返る、舞台とともに駆け抜けた2年間ー「出会い」と「別れ」さみしさと楽しさ
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[第48回]宮澤佐江が新「ミラチャイ」連載で振り返る、舞台とともに駆け抜けた2年間【大切なお知らせあり】
2年前の7月、リニューアルして再スタートした「ミラチャイ」連載。『王家の紋章』初演にはじまり、現在公演中の『ZEROTOPIA』まで。舞台とともに駆け抜けた、佐江ちゃんの2年を振り返ります。