歌については、『王家の紋章』のときに、「こんなにも歌を歌う?」っていうくらい、家でもめっちゃ歌を歌ってました。『ピーター・パン』のときも、毎回歌は歌っていたし。

でも、2017年の夏以降、『TOKYO TRIBE』から『朝陽の中で微笑んで』までは、歌というものにふれてなくて! だから『朝陽の中で微笑んで』の楽屋では、歌をすごく歌ってました。本番前の「声ならし」もかねて、歌っていたんです。

ーーちなみに、楽屋ではどんな曲を歌うんですか?

清水翔太さんの曲が、自分のキーに一番合っているような気がして。「久々に歌、歌ってるなぁ」と思いながら、楽屋でよく歌ってました(笑)

ーーファンの方からは、「久々に歌ってる佐江ちゃんを見たい」という声はないですか?

いやーー、どうなんだろう。

でもね、歌って踊ってる自分を見るのは楽しいです。すごく微笑ましい気分で自分を見ちゃいます。自分の卒業コンサートのDVDを定期的に見たくなるんです。

「アイドルって、天職だったんだな」

って、思います。戻れるならまたやりたい。

ーー振り返ってそう思えるのってすごくいいですね。

自分がこう思うようになるとは思ってませんでした。今でも、歌って踊りたいと思うし、何より楽しかったから。昔から、ラムネが入っていた「おもちゃのマイク」で、家の中で歌って踊ってた。

やっぱり、小さい頃からアイドルになりたかったんだなって思いました。AKB48のオーディションを受けたときは、アイドルになるつもりはなくて、「とにかく芸能人になりたい」っていう思いだけだったけど。

ーー改めて「アイドルは天職」と思うようになったのは、最近のことですか?

バックナンバー