更に上がったライブへのモチベーション
――グループとしてはいかがですか? かっこいいM!LKであるためにやっていること。
塩﨑 それこそほかのEBiDANグループだったら攻めてる感じの曲が多かったり、男子が好きになりそうな曲とかが多かったりするんですけど、M!LKはM!LKらしさを逆に保つのが、M!LKのかっこよさを維持しているのかな。
自分らしさをちゃんと貫くのがかっこいいのかなと、僕は思います。
佐野 今の太智と重複するかもしれないんですけど、自分たちのやりたいことっていうよりも、ファンの人が求めていることをやりたいなと思っていまして。楽曲もかっこよさだけでもなく、王子様雰囲気のあるみたいなこともやるし、もちろんファンの人が聞きたいであろう聴きたい曲もやる。
――この間のツアー「CIRCUS」でも、初期の曲をたくさんやられていましたよね。『コーヒーが飲めません』(1stシングル)のリミックスバージョンもあったり。
吉田 2020年に配信ライブを4回やったんですけど、3回目のときに披露したんですよね。だから、「CIRCUS」のツアーで初めてお客さんの前でやった曲なんです。2020年の回収じゃないですけど、会えなかった分のパフォーマンスができたのが良かったな、と思います。
M!LKとしての構成というか、総じて、結論がかっこいいのであればいいのかな。わちゃわちゃしていても、何をしていても、らしくいれればな、と思います。
――ライブを作る上で、最近変わってきたな、ということはあるんですか? 役割分担や、話し合いの仕方が変わったとか……。
吉田 やっぱり太智と柔太朗の演出と衣装製作の関わりが強いかもしんないですね。グループとしては。
曽野 構造的に変わったのは、大ちゃんがライブの演出を担当してくれて、柔が衣装を担当してくれるっていうのは変わったところだよね。
吉田 うん。そこだけじゃなくて、責任感というか、モチベーションの上がり方も変わりましたね。
――自分たちで作っていくぞ、っていう。
吉田 メンバーが作ってくれたものだから、良いものにしたいっていう気持ちが。もともとありましたけど、より一層増えました。
曽野 衣装を着るときとかも、「この衣装は考えてくれたものなんだな」って思いながら着るのと、ただ着ているのって違うと思うんです。そこの違いは生まれたかな。
山中 ありがとうございます(笑)
塩﨑 それこそ自分たちの好きなスタイルを、柔ちゃんが理解してくれてるから、どういうのが好き、とかどういう見え方がいいとわかってくれてる。すごく頼りになりますね。
――山中さんはいかがですか?
山中 ほんと、大ちゃんが演出入ってから……。
塩﨑 え~褒め合いじゃん。
吉田 まあそうなっちゃうよね(笑)
――お聞きしたいです(笑)
山中 大ちゃんは僕より全然すごくて……何だろう、クリエイティブ力がやっぱり桁違いです。0から1にできるってすごい。もう何見てんのかね、何を参考にしてるのか分かんないですけど。
塩﨑 演出家の方も一緒にいるので、それこそ俺だけじゃなくてみんなで一緒にチームとしてやってるのがいいのかもしれないですけどね。
山中 新しいアイディアで、「大ちゃんの意見だよ」ということも結構あるのでさすがだな、と思います。
――制作などで意見交換、ディスカッションもあるんですか?
塩﨑 めっちゃしますよ。「なんでだろう?」というときはちゃんと聞くし、自分が投げた意見でも実現できるものとできないものがあるので、現実的な話をしたり、いろいろあります。でも、良くするためにみんな話し合ってますね。
それに、みんな雰囲気がいいので。それこそお菓子とかご飯とか食べながら、楽しくやってますよ。
曽野 そういう雰囲気のときのほうがいいものが出るっていうのはあるよね。
――自然とそうなるのかな、とは思うんですが、雰囲気をよくするために心がけてることはありますか?
吉田 演出家さんが本当に、雰囲気がいい。僕らのYouTubeにも出てきちゃってるもんで。
曽野 あんなに出ていいのかと思ったもん(笑)
塩﨑 メンバー自身、人のことを傷つけることはあんまり言わないですし。「良くない」じゃなくて「こうやったほうがいいんじゃない?」ということの方が多いから。
曽野 あと、それに対して理由がちゃんとありますね。みんながいいと思って言ってくれてることだし、否定から入ったりはしないです。
――年々絆が強くなってるなとかっていう感じはしますか?
吉田 『Ribbon』から、特典映像で合宿とかメジャーデビューの直前に法多山にお参りとか、そういうのを繰り返していくうちに、1人1人がよりわかりやすくなったんですよね。意思疎通がわかりやすいというか。