劇中歌「Wings」は「この4人でしか出ないバランスがある」
――今回、お二人は悠太さん、吉野さんを含めた4人でエンドバラードの「Wings」も一緒に歌うことになって。
三山:いや~やばかったですね(笑)。
川村:まじでヤバイ。めっちゃいいよね。俺、レコーディング終わってからも結構聴いてる。
三山:俺もです。なんて言うか、ちゃんと4人の声が融合されていて。それぞれの個性が際立っているんだけど、声質のバランスがいいからめっちゃ合ってるんですよね。
川村:全員声質が違うのに合うんだよね。
三山:この4人でしか出ないバランスがある。
川村:悠太くんともメッセージでやり取りして。
三山:俺も!
――自分たちのグループの曲を歌う時とはまた違う感覚ですか。
川村:というか、もうこの映画にピッタリの曲なんです。“ザ・青春”っていう感じで。まだ(取材時には)映画の中で流れているのは聴けてないんですけど、想像するだけでイメージが浮かんできて。
三山:俺、(観たら)泣いちゃう気がする(笑)。
川村:わかる(笑)。
三山:最後の良いところで流れるので、めちゃめちゃ楽しみです。
――相手の出演シーンで、ここは観てほしいというところを教えてください。
川村:天下井はマジでヤバイです。バグってます(笑)。
三山:あははは(笑)。
川村:観ていて「もうやめてあげて」って目を背けたくなるくらい狂気的なところとか、普段の本人とは全く違うので、天下井という役を全うしているなと。そこは役としてぜひ楽しんで観てもらえたらと思いますね。
三山:僕はやっぱり楓士雄と須嵜のアクションはマジで観てほしいですね。二人の熱量が本当にすごくて。役としてというのもあるんですけど、僕はもともと持っている二人のエネルギーみたいなものも感じました。
それから動きもすごいんですよ。「いやいや、普通の高校生はそんな動きしないでしょう」みたいな(笑)。
川村:確かに(笑)。
三山:本当にレベルの高い駆け引きをしているので、僕はハラハラしながらも流石だなって思いながら観ていました。この作品の中での大きな見どころだと思います。それから、ちょっと方向性が違うんですけどいいですか?
――ぜひ教えてください。
三山:楓士雄と天下井が対面する前に、一度、電話で話すシーンがあるんですけど、撮影の時は電話だから相手がいなくて。その時はスタッフさんが楓士雄役をやってくれていたので、実際に映画として観た時に、ちゃんと楓士雄と話していたのが個人的に嬉しかったです(笑)。
川村:確かに芝居の時はそうだね。俺は凌輝の声を出してもらって、それに対して話してたけど。
三山:僕はスタッフさんだったので。スタッフさんに「ふざけるなよ!」とか言って、終わったあとに「ごめんなさい」って謝りました(笑)。
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インタビューでは須嵜亮役の悠太(NCT 127・YUTA)さんとのエピソードもたくさん語ってくださったお二人。
現在、韓国を拠点に活動している悠太さんとは、韓国でよく使われているSNSアプリを「インストールさせられた(笑)」(川村さん)上でやり取りをしているそうで、三山さんが「友達、悠太くんしかおらん」と言うと、川村さんも「俺も!」と盛り上がっていました(笑)。
インタビュー中も横並びに座っているのに、いつの間にかお互いの方を向き合って話していたほど仲の良いお二人ですが、劇中ではバチバチの関係を演じています。お二人の熱の入った演技や、白熱したアクションシーンが満載の本作は、ぜひ映画館の大スクリーンで観ていただきたいです。
作品紹介
映画『HiGH&LOW THE WORST X』
2022年9月9日(金)全国ロードショー