5: 「知り合っていける会話」が愛情を育てる
恋愛であれ友情であれ、また仕事にまつわる信頼であれ、好意や愛情はお互いについて知っていくことで深まります。
聞き上手な人が慕われるのは、「自分について知ろうとしてくれる姿」が大きな安心感を生むから。
「気持ちを聞いてくれる」「質問してくれる」、存在を受け止めてもらえることに感謝すると、今度は自分がこの人の話を聞こうと前向きな関わり方を思いつきます。
聞いてくれてありがとう、と思うから、自分も同じように相手の話題を楽しもうとする。この姿勢が、穏やかで安定した人間関係の基本ではないでしょうか。
好きなデザートによく行くお店、いろいろな好みを知ることは、「ここに誘いたい」「一緒に行きたい」と「次」の可能性を考えられるのが幸せですよね。
会話は、お互いを知り合っていける大切な機会です。
返す言葉に相手への関心が現れ、またそれによって自分への関心も決まることを、忘れてはいけません。
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「そうなんだね」「よかったね」の相づちも、間違いでは決してありません。
肝心なのは話に集中している姿であり、それを見て相手は安心します。
会話が途切れてしまうのは、単純な相づちだけになると関心が向いているかどうか相手は実感が難しいからです。
言葉のキャッチボールをより楽しむなら、相手の気持ちをもう少し引き出す返し方を考えてみましょう。
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