その人の何を信用するか、に気がついた
「僕のほうからまた連絡し、ふたりで晩ごはんを食べに行くようになりました。
あるとき、居酒屋で不倫について話してしまい嫌われたと思ったこと、打ち明けたことを後悔していると彼女の気持ちを聞きました。
『普通はそうですよね。そんな女、軽蔑しますよね。でも、不倫していたことは、本当に後悔しています』という言葉を聞いたときに、これが本音なのだと思いました。
酔った勢いで口から出たのかもしれないけど、本当はあの後『悔やんでいる』と彼女は続けたかったかもしれなくて、衝撃で動揺している僕を見れば口にできないですよね。
あの後で僕に避けられ始めたのが『本当に悲しかったです』とうなだれる彼女を見て、この気持ちを信じたいと思いました。
過去に関係なく、今の彼女は仕事で大きな信頼を寄せられる人、ふたりきりで過ごすときも変な駆け引きなどせず心を開いて話ができる女性です。
『不倫を知ったときは確かにショックだったけど、今のあなたが僕は好きだ』と言うことができました。
彼女とはまだ交際には至っていませんが、これからもいい関係でいられればと思います」(男性/32歳/サービス業)
不倫経験者との今後を決めるポイントとは?
「受け入れがたい過去」をどうするか
誰かが不倫していたと知れば、「モラルのない人」とどうしても思ってしまいます。
一度きりの過去だとしても、それができることに引いてしまうのは仕方のないことです。
特にそれまでまともな恋愛しか経験していない、不倫に抵抗があるような人には、好きになった相手にそんな過去があると知っただけで好意が一気に冷めるもの。
他人が背負う過去は、どうしようもありません。
その一度きりの過去で「もういい」となってしまうのも事実で、反対に好意が冷めきらずどこかで諦めきれない気持ちを抱えるときは、どうすればいいのでしょうか。
考えないといけないのは、その受け入れがたい姿に自分はどう向き合うかであり、相手の何を信じるかです。