本人が不倫していた過去をどう感じているか
こちらのケースでは、女性が不倫を後悔していること、打ち明けたことで遠ざけられた現実を悲しむ姿が、男性の好意を確かなものにしました。
たとえば女性が「不倫の何が悪いの」と開き直るような人であれば、男性は人としての信頼も捨てていたかもしれないと思います。
「不倫はしてはいけないこと」と根底で認識している、という姿が、男性にとっては大切な共通点であり信用できる部分です。
それが「二度としないはず」と前向きな気持ちを生みます。
過去を「乗り越えていけるもの」にする
まだお付き合いまで進んでいないふたりですが、好意を伝えた男性は「後悔していません」と話していました。
仕事が好きで大切にしている男性にとって、同じように真摯な姿勢で取り組む彼女の姿は、人間性のよさが伝わるといいます。
ネガティブな過去があっても、いま現在のその人は信用するに足る言動がある。これが、過去を乗り越えていくためには欠かせません。
女性といい距離感で接していられるのも、男性の気持ちが伝わることで女性もまた、心を開く勇気を持てるからではないでしょうか。
その人の過去を変えることはできないからこそ、重要なのは「これからをどうするか」です。
ふたりがお互いを大切にする気持ちを育てられることが、何よりも肝心なのですね。
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「人のものに手を出す」という不倫の過去は重く、それがネックになって恋愛感情が育たないことは責められません。
それでも好きだと思う気持ちがあるのなら、考えるべきはその人の何を見て、どこを信用していくかです。
いま現在の相手と正面から向き合う勇気が、ふたりの今後を左右するといえますね。