演劇人の先輩から学んだ俳優の強み
――本格的な舞台への挑戦は今回が初となりますが、これまで舞台に対してどんなイメージを持たれていましたか?
3歳からダンスをやっていて、当時から年に1、2回、舞台に立つ機会はありました。その時はただ楽しくやっていただけだと思いますが、やっぱり照明を浴びて、アドレナリンを出しながら、お客さんから拍手をもらう記憶は鮮明に残っていて。このお仕事を始めてからも舞台はやりたいと思い続けていたので、このような機会をいただけてとても嬉しいです。
――畠山重忠役の好演が光った大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ですが、名コンビだった和田義盛役の横田栄司さんなど、共演者には演劇人がとても多かったと思います。そういった方々から、アドバイスや本作に向けてなにかお話はありましたか?
皆さん「楽しみにしてるよ」とおっしゃってくださいました。大河の現場には確かに演劇の先輩方が多く参加されていて、俳優としての強さ、みたいなものを身を持って体感させていただきました。映像の現場は時間も限られていて、何度もリハーサルをしていろいろなパターンを試す、ということがなかなか出来ない。ただそういった中でも先輩方は、思いもよらないアイデアをたくさん持っていらして。
もちろん僕も脚本を読み、こういう感じかな、とイメージを膨らませて撮影に臨むのですが「そんなアプローチの仕方があったのか!」と意表を突かれることが多くて。非常に多面的に人物を捉え、シーンに対していろいろな可能性を探る。その姿に毎回感銘を受けていましたし、僕自身もそうありたいと思いました。
――大作への出演が続き、俳優として飛躍の年になったかと思いますが、今後の展望について教えてください。
これは十代のころから変わらないのですが、常に新しいことをやり続けたいと思っています。やっぱり心が動くこと、ワクワクすること、そのエネルギー源が枯れてしまったら、出来ない仕事だと思うので。この舞台も大きな挑戦だと思いますし、新しいことをこれからもやり続けて、見ている方を驚かせたいですし、自分で自分にも驚きたいなと思います。
公演情報
【東京公演】
2022年11月6日(日) ~11月30日(水)
会場:明治座
【福岡公演】
2022年12月8日(木)~12月12日(月)
会場:キャナルシティ劇場
【大阪公演】
2022年12月17日(土)~12月25日(日)
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