2:言われた通りにしているだけ

保育士時代に「先生って優しいね」と声をかけてくれた子に「ありがとう」と返すと「『褒めれば誰でも喜ぶ』とママが言っていたから」と聞かされたことがありました。

どうやらお友だちと仲良くするため「相手の良いところを褒めるといいよ」とママが教えたところ、子どもは少し違う受け取り方をしたようです。

そのため、まるでご機嫌取りをしているような表現になったのでしょう。

それなら「◯◯なところが好き」と具体的な言い方をしっかり伝えておくのもひとつの手です。

3:「しっかりしなきゃ」と思っている

園の玄関で靴を履くのに苦戦していたので「先生が手伝おうか?」と話かけると「大丈夫!お姉さん・お兄さんだから」と答えた子がいました。

後から考えると、その子は下の子が生まれたタイミングだったので、親から「上の子だから」と言われる機会が増え、いい子にしていたのだと思います。

子どもは親の言葉を素直に受け入れるので、少なからずこういった発言がプレッシャーになることも。

「苦手なことは手伝ってもらっていいよ」「助けてもらうのは悪いことじゃないよ」と教えてあげましょう。