「コロナ禍による経営難で、3店舗経営していた飲食店のうちひとつの店を畳むことに。
これからどんどん店舗を拡大していこうとしていた矢先の出来事だったため、無意識のうちに彼女に当たってしまうほど精神的に荒んでしまいました。
俺と彼女は同棲しているので、嫌でも俺の精神状況は伝わってしまうんですよね。
初めのうちは隠していたんですが、彼女に『一緒に住んでいる以上、この状況が続くのは困る。よかったら話して?』と言われ、そのことを伝えました。
すると彼女は、『大したことじゃない! なんとかなる! この状況でまだ2店舗あるってすごいことだよ』と言ってくれたんです。
その一言に救われ、テイクアウトなどのサービスを考えて業績を盛り返すことができました。彼女とは今年籍を入れる予定です」(32歳/飲食店経営)
落ち込んでいる男性を叱咤激励するのは避けたほうがよいですが、こちらのエピソードに登場した女性のような励まし方は効果的なようですね。
今あるものに対して「まだ」と捉えるか「もう」と捉えるか、ということは発想の切り替えとして基本的なことではありますが、落ち込んでいる時に言われると身に染みる言葉でもあります。
ここで注意したいのが「なんとかなるって」といった他人事のような言い方をしないことです。
同じような言葉でも、テンションや言葉の選び方で相手に与える印象は大きく異なりますので、注意してくださいね。
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