外が寒くなってきて、ぽかぽか温まるスープが美味しい季節ですね。
でも、スープを作るのをイメージすると、作るのすらちょっと面倒…と感じることはありませんか?
実は、スープはできるだけ包丁などの調理器具を使わずに手軽に作る方法もあるのです。電子レンジで調理したり、缶詰の中身をそのまま入れたりとより簡単にできるうえに、子どもも「美味しい!」と喜ぶものがいいですよね。
そこで今回は、料理研究家3名に、簡単にできて子どもも喜ぶ、ママもキッズも家族みんなが嬉しいスープレシピを3つご紹介します。
包丁なしで電子レンジで作れちゃう「担々風ふわとろ豆乳スープ」
一つ目は、電子レンジで簡単に、包丁なしで作れる豆乳スープレシピ。糖質オフを中心としたヘルシーレシピや簡単レシピなどを得意とする、栄養士で豆腐マイスターの藤本マキさんに教えていただきました。
これはキッコーマン豆乳の公式サイト「ふわとろ豆乳スープ」の特設ページに紹介されているレシピです。子ども向けにアレンジする方法も後ほどご紹介します。
材料(1人前)
調製豆乳 200ml
豚ひき肉 50g
【A】焼肉のたれ 大さじ1
【A】酒 小さじ1
【A】豆板醤 少々
ニラ 1本
青ねぎ 少々
長ねぎ 4cm
鶏がらスープの素 小さじ1/2
黒酢 小さじ2
ラー油 適量
作り方
1.ニラは2cm幅に切る。青ねぎは小口切りにする。長ねぎはせん切りにし、しばらく水にさらしてから水気を切る。
2.耐熱ボウルに豚ひき肉を入れ、【A】を加えてよく混ぜ、平らにならす。ラップをかけて電子レンジ(600W)で1分30秒加熱する。一度混ぜてひき肉を崩し、ラップなしで再度30秒加熱する。
3.別の耐熱ボウルに豆乳を注ぐ。ニラと鶏がらスープの素を加え、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で2分30秒加熱する。
4.器に黒酢を入れ、2を中央にのせ、青ねぎを散らし、白髪ねぎを添え、ラー油をかける。
藤本マキさん「濃厚でまろやかな口当たりの豆乳を使った、ホッと温まる担々スープです。担々風の肉味噌は、焼肉のたれを使用し、レンチン調理で簡単に作れます。
温かい豆乳に酢をプラスしたシェントウジャン(台湾発の豆乳とお酢で作るスープ)風スープは、食べ応えもあり、体も温まりますよ。
子ども向けにする場合は、肉味噌作りの際の豆板醤と、最後にかけるラー油を除くと辛みが減って食べやすくなりますよ。また香りづけとして、ラー油の代わりに少しごま油をかけるのもおすすめです」
ちなみに「豆乳を温めて飲む」ことについて、東京慈恵会医科大学付属病院 栄養部係長の管理栄養士 赤石定典さんは次のように話しています。
赤石定典さん「豆乳は温めても栄養価が失われないため、ホットで飲む場合でも豆乳本来のビタミンやタンパク質といった栄養を摂取することができます。
特に温かい豆乳を飲むと良いタイミングは朝です。朝食を摂ることで体温が上がり、食後は安静にしていても代謝量が増え、朝食に温かい豆乳は良いと思います。また、胃腸が弱い方や冷え症な方は冷たい豆乳よりも、温かい豆乳を摂取するのをおすすめします」
朝のホット豆乳という意味でも、豆乳スープをぜひ取り入れてみましょう。