子ども部屋を与えるメリット・デメリットは?

メリット

「親が用意してあげないと準備とかもちゃんとできなかったのが、一人部屋ができてからは自分の持ち物をある程度自分で管理できるようになってきたので、自立心を育てるのに役立っている気がします」

「友達と家で遊ぶときに一人部屋に行ってもらったほうがお互い気楽。子どもも友達を呼びやすくなったと言っています」

「宿題を自分の部屋で済ませてからリビングでおやつを食べる、というルールにしたので、自分の机で勉強に集中する習慣がついたように思います」

整理整頓、身支度、勉強などの面で、自立心を養えるのが一人部屋を与える大きなメリットと言えそうです。

また、自分の部屋がないと友達を家に呼ぶときにリビングで遊ぶことになり、大きくなるにつれて親の目が気になる、親側も気を使うという面がありますが、一人部屋があればそこで遊べるので友達を呼びやすいようです。

また、子どものおもちゃを子どもの部屋にまとめられるので、リビングが散らかり放題ということがなくなるのもメリットですね。

デメリット

「リビングを通らずに子ども部屋に行ける動線なので、いつもではないけど子どもが帰宅してから部屋に直行してしまうことがあって、親子のコミュニケーションが減った気がします」

「今までは見えるところで遊んだり勉強したりしていたのが、自分の部屋にこもっていると何をしているのか見えないので、多少不安はあります。それが親も子離れする第一歩だとは思うものの、寂しさもあり…」

「自室でゲーム漬けになってしまう危険があるので、スマホやテレビ、ゲームはリビングで…というルールは決めています」

やはり大きなデメリットとしては、親の目を離れてしまうことで子どもが何をしているかわかりにくくなってしまうこと。

できるだけデメリットを回避してよい方向に子ども部屋を機能させるためにも、一人部屋を与えて終わり、ではなく、最初のルール作りが肝心かもしれません。

最初のうちはゲームやSNSはリビング限定にする(解禁するなら、ある程度きちんと自分で管理できるようになってから)、部屋の鍵をかけない、電気やエアコンなど家電の消し忘れに注意するなど、自立心を促しつつ、やりたい放題は避けられるようなルールを子どもと一緒に設定しましょう。

また、子ども部屋はリビングを通る動線にして、帰宅したら必ず顔を合わせられるようにするなど、余裕があれば部屋の配置にも気を使えると安心ですね。

人といるのが好きな子もいれば、自分ひとりの時間が大切な子もいます。

子どもの特性によって、一人部屋が必要かそうでないか、いつから必要かも変わってくるとは思いますが、子どもの意見も聞きながら、適切なタイミングで取り入れられたらいいですよね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。