寒くなると無性に食べたくなるおでん。
冬のコンビニでは、主力商品の筆頭と挙げる人は多いと思いますが、実はコロナ禍の影響で、不特定多数の人がトングやひしゃくなどを触ることを嫌がってか、おでんを展開する店が激減。
コンビニおでんを広めたセブン-イレブンでさえも、都内では実施しない店のほうが多いようです。
試しに「コンビニ おでん」で検索すると、次に「売ってない」が多数ヒットする状態で、おでんをめぐる需要と供給のアンバランスが続いているように思います。
ただし、この2022〜2023年にかけては、主力商品・おでんを復活させる店が少しずつ増えているようで、改めてその支持・存在感の強さを実感します。
そんな、ある意味で「貴重」なものとなったおでんですが、せっかくコンビニで購入する以上、できるだけ美味しく、コストパフォーマンスに優れたものをゲットしたいところ。
そこで今回はセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン各社のおでんを食べ比べ。わかりにくい味の差と価格差などについてご紹介します。
セブン・ファミマ・ローソン「おでん」を食べ比べてみた
【セブン-イレブン】コンビニおでんの先駆けは、薄味ながらも出汁感強め
トータルでは高めにつく傾向が注意点
まずは、セブン-イレブンのおでんをチェックしましょう。今回購入したラインナップは以下の通りです。
■セブン-イレブンのおでん
「おでん 味しみたまご」102円(税別)
「おでん 味しみ大根」98円(税別)
「おでん こだわり焼ちくわ」98円(税別)
「おでん ふんわりはんぺん」102円(税別)
「おでん お餅の巾着」130円(税別)
おでんのネタは安いもので98円〜ですが、一方、高いものは100円台中盤のものもあり、アレコレ選んでいくと、結果的に高くつく注意点があります。
他方、その味わいはコンビニおでんの草分けだけに、他者よりも静かに抜きんでた印象で、特に顕著なのが出汁。他社よりも塩味は控えめながら、濃いめの出汁感が特徴で、かなり贅沢な味わいを楽しめます。
また、今回購入した5品目いずれも、専門店並のネタのレベルであり、特にコンビニ3社のうち最も厚切りの「おでん 味しみ大根」は注目必至の商品です。
購入する時間帯により、煮込み時間などが異なるため、一概に味をそのまま比較することはできませんが、上品かつ深い味わいを表現しているのがセブン-イレブンと言って良いでしょう。