「なんだか疲れやすくて、毎日だるい……」
「まわりの人より風邪をひきやすい気がする」
などの不調でお悩みの人は、免疫力を高める工夫をするのがおすすめです。
健やかなからだ作りに欠かせない免疫力。生活習慣を整えると、免疫力を高めることにつながります。
今回は免疫力を高める4つのポイントについて解説します。
1. 免疫はウイルスや病気からからだを守る!
免疫力とは、病気(疫:えき)を免れるための力のこと。病気や病気の原因となるウイルス・病原菌などに抵抗して、からだを守るための力を免疫力といいます。
免疫力が低下すると、感染症などの病気にかかりやすくなるため注意が必要です。
2. 要注意!免疫力を下げるNG行動
うっかりやってしまいがちな、免疫力低下につながる行動を紹介します。
2-1. 夜遅くまで起きている
夜遅くまで起きていると、睡眠不足や睡眠リズムの乱れを招き、免疫力が落ちる原因となります。
睡眠中には免疫機能を高める物質(サイトカイン)が分泌されることが知られており、睡眠不足は免疫系への悪影響となります。
2-2. アルコールを摂り過ぎる
過度の飲酒は免疫力の低下を招くことが知られています。アルコール度数の高いお酒は、のどの粘膜を傷つけてバリア機能を下げる危険があるので注意しましょう。
また、からだに入ってきた病原菌を食べて退治する「マクロファージ」の働きが、アルコールによって低下するといわれています。
2-3. からだを冷やす
からだが冷えると免疫細胞が活性化しにくくなるため、免疫力の低下につながります。
免疫細胞が病原菌を攻撃するときには、熱を上げるための情報が脳に送られ、体温が上昇して免疫力が高まります。反対に、からだが冷えていると免疫細胞を活性化させづらくなるため要注意です。
体温が1度低下すると免疫力は30%もダウンするといわれているため、免疫力を維持するためにも冷え対策はしっかりと行いましょう。