細菌やウイルスなどが体内に入り込んだとき、私たちに備わっている「免疫」がそれらを攻撃して、体を守ってくれます。

では、症状が出ない人、感染しても軽い人、ひどくなってしまう人、その違いはどこにあるのでしょうか。

「病気をもたらす細菌やウイルスが体内に入っても、すべての人に症状が出るわけではありません。体内の免疫システムが正常に働けば、なんの症状も出ません。

感染しても軽い人とそうでない人の違いは、その人の免疫システムと侵入した病原菌との力関係で決まります。

免疫システムの力が強ければ、病原菌が入ってきてもおさえ込むことができますが、弱まっていると症状が出てきてしまうのです」と話すのは、内科医の石原新菜先生。

病気になるかならないかは、自分の免疫次第!

免疫システムを正常に機能させるためには、どのようなことに気をつければいいのか、免疫を高める食事術について、石原先生の書籍『病気にならない体をつくる こども免疫教室』(日本実業出版社)からお伝えします。

あなたの「免疫システム」はどう? チェックリスト

早速、あなたの免疫システムがちゃんと働いているかチェックしてみましょう。

□カゼをひきやすく、ひいたら長引く
□熟睡できない。眠っても疲れがとれない
□口内炎がたびたびできる
□ゲームなどが好きで、あまり体を動かさない
□ふきでものが出たり、肌あれがひどい
□下痢や便秘になりやすい
□体温が36.5度未満
□すり傷や切り傷がなかなか治らない
□冷えていると感じる
□気分が沈みがちで、心から笑えない

当てはまる項目はいくつありましたか?

ひとつでも当てはまったら、体を守る免疫システムの働きが悪くなっています。