3:一日一杯のみそ汁

イラスト:ふわこういちろう

大豆を発酵させてつくるみそ(味噌)は、できあがる途中で乳酸菌やアミノ酸、ビタミンなど、健康に役立つものがつくられていきます。

古くから「みそ汁は朝の毒消し」「みそ汁で病気知らず」といわれてきました。

具材は緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など)、海藻類(わかめ、あおさ、もずく、昆布など)、きのこ類、根菜類にすると、さらにみそ味噌汁の健康効果がパワーアップします。

4:栄養補給には甘くないおやつを

イラスト:ふわこういちろう

成長期には、1日3回の食事では十分な栄養がとれないこともあります。

ただ、おやつを食べるときは、ソーダやコーラなどの甘い炭酸水、アイスクリーム、チョコレート、クッキー、スナック菓子、菓子パンなどはできるだけ避けましょう。

これらは、砂糖、小麦粉、牛乳など白い陰性食品(体を冷やす食べ物)がたっぷり入っています。

冷える要因になりますし、食べすぎると太ってしまいます。

体内の肥満細胞が増えると、太るだけでなく、そこから免疫システムを乱す物質が出され、糖尿病や高血圧を引き起こすこともあります。

ミックスナッツ、チーズ、野菜チップス、小魚チップス、ダークチョコレート、ココアなどが、不足しがちな栄養や免疫アップに役立つ成分が入っていておすすめです。

甘いおやつが食べたい場合には小豆を。小豆は体を温める陽性食品ですし、食物繊維やフィトケミカルも入っているヘルシーなおやつになります。

市販のあんこ(小豆)は砂糖がたっぷり入っているので、できれば自分でゆで小豆をつくりましょう。



気軽に買うことができる身近な食材が多いですね。これなら免疫力アップのために毎日の食事に取り入れることができそうです。

免疫はいきなり強くなったり、弱くなったりするものではなく、「日々の積み重ねが免疫を左右します」と石原先生。継続して実践していきたいですね!

【参考書籍】
『病気にならない体をつくる こども免疫教室』

【著者】石原新菜
1980年長崎市生まれ。内科医。健康ソムリエ講師。2人娘の母。医学生の頃から自然医学の泰斗で医学博士の父、石原結實と共にメキシコのゲルソン病院、ドイツのミュンヘン市民病院の自然療法科、英国のブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。
現在は父の経営するクリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や、執筆、講演活動なども積極的に行い「腹巻」や「生姜」などによる美容と健康増進の効果を広めることに尽力している。

美容ライター。美容誌の編集を経て、ビューティ&ヘルス、フード、ファッション、ナチュラルライフなどについて執筆。美容ブログ『SimpleBeauty』でもコスメ情報を更新中。WebメディアのほかHP、紙媒体も手掛けています。