優位感覚別・コミュニケーションと学習のポイントは?
あなたはどのタイプでしたか?そして、子どもはどのタイプに思えるでしょうか?
子どもが視覚優位タイプで、ママが身体感覚優位タイプの場合、「子どもの早口で話がすぐ切り替わるところについていけない」と感じることが日常生活で多いかも知れません。
子どもが身体感覚優位タイプで、ママが視覚優位タイプの場合、「せっかく素敵なお洋服買ってきたのに、チクチクするとか言って着てくれない」ということが起こり得ます。
子どもが視覚優位タイプで、ママが聴覚優位タイプの場合、子どもに対して「なんで何回も説明しているのに分かってくれないの?」と思うことが多々あるでしょう。
優位感覚の違いを知ると、子どもとの感覚のズレに対して戸惑いを感じることや、イライラすることが少なくなります。
コミュニケーションの際は、その子の優位感覚に合わせると、話が早く通じることが多いです。また、愛情表現も伝わりやすくなります。
学習に関しては、すべての感覚を用いることが大切ですが、最初の取り掛かりなどは、その子の優先感覚に合わせたやり方で教えてあげるとスムーズに進むことが多いです。
続いて、優位感覚別のコミュニケーションと学習のポイントをご紹介します。
視覚優位(Visual)タイプは、目に見える形で示す
視覚優位タイプの子どもの場合、言葉による注意や説明だけでは伝わりにくいです。実際にお手本を見せたり、写真・絵・図などで示すことが大切です。
自分で絵や図にして描く、大事な箇所は色ペンやマーカーを使うなどすると記憶に残りやすいでしょう。
愛情表現は、笑顔を見せてあげるなどすると、安心感を得やすいです。
物を与えるときは、カラフルなもの、オシャレなものが喜ぶでしょう。
景色の良い場所や映画館など目で見て楽しめるような遊び場がおススメです。
聴覚優位(Auditory)タイプは、言葉で示す
聴覚優位タイプの子どもの場合、丁寧に論理的に説明することが大切です。
大事なことを伝えるときや学習時は、雑音の多い場所は避けること。実際に自分で声に出して聞くようにする(音読する)と記憶に残りやすいでしょう。
愛情表現は、「かわいいね」「愛してるよ」「ママとパパの宝物よ」など言葉で伝えると安心感を得やすいです。声色に敏感なので、優しく穏やかな声を心がけて。
物を与えるときは、心地よい綺麗な音が出るものや、音質にこだわって選んであげましょう。
音楽を楽しめる場所、演劇(演芸)など、耳で聞いて楽しめる遊び場がオススメです。