それが2期生の加入によって立場がガラッと変わって、後輩のたくさんいる“先輩”になったワケじゃないですか。後輩は先輩の背中を見るから、みんな変わってくると思うんです。ガムシャラにもなるだろうし、後輩に抜かれたくないってキモチも出てくるだろうし。それこそ、私生活だって変わるだろうし。そういうのを見るのも、楽しみだったりします。
実は、2期生が入ってくるのが早過ぎないかなって、正直なところ思ってたんです。自分たちの劇場のステージに立つ前に2期生ができるっていうのは、どうだろうなって。でも2期生が入ってきたおかげで、1期生を成長させてくれるかもなって、今は思っています。
佐江やまりやんぬが見せるピリピリ感はないかもしれないけど、先輩として「何かしてあげなきゃ」と思ったり「抜かれたくない」っていう強い気持ちが芽生えたりすれば、2期生に見られているっていうだけで意識が変わってくるんじゃないかな。
この間のこけら落とし公演でSNH48に対して「安心した」というお話は「ミラチャイ」でもさせていただきましたけど(第28回、第29回)、2期生の加入によって1期生たちに現れ始めた変化も、安心材料のひとつになりましたね。
――とはいえ2期生を迎え入れた1期生の心境には、複雑なものもあるのでは?
やっぱり「心配」っていう言葉が多かったなぁ。「どういう意味で?」って聞いたら「抜かされちゃうのもイヤだし、あいさつとかもできないから全部が心配」とか「不安だけど、教えなきゃいけないことがたくさんある」とか。
こけら落とし公演の打ち上げには、1期生に混じって何人か2期生も参加していたんですけど、ホラ! 中国語って敬語みたいのがあんまりないじゃないですか。それもあって、すっごいフレンドリーに見えたんですよね。だから次の日、1期生のタコちゃん(张语格)から相談を受けていた時にも「でも昨日は、後輩とも仲良くやれてたじゃん」ってフォローしたんですよ。
そうしたら、タコちゃんは日本のアニメファンというのもあって日本語もすごく頑張ってくれているんですけど、カタコトの日本語で「ソレハキノダケ、ワタシハキガヨワイ。ニキセイハミンナツヨイカラ……」って。カスレ声で懸命に話す姿にすごい萌えちゃいましたけど(笑)本人は至って真剣だし、これには佐江も「あぁ、左様でございますか」って答えるしかなかったというか。
やっぱり1期生と2期生の間にはまだ、当たり前のことなんですけど越えられない一線があるみたい。私はまだ2期生とはきちんとしゃべれていないから、彼女たちがどんなことを考えているのかは分からないけれど。1期生との関係がうまくいくように、自分にできることもあるのかもしれないなって思いました。
-
【154回】2つの重大発表! 宮澤佐江と「ミラチャイ」3年半の長期連載は、どんな存在だった?
「ミラチャイ」連載は、佐江ちゃんにとってどんな存在だった? 上海へ行くと決めた佐江ちゃんと、共に過ごした約3年半。連載154回の軌跡です。2つの重大発表も。
-
[お知らせ]「ミラチャイ」連載、次回の更新は4/13以降になる予定です
先週分、今週分をまとめた連載の更新は、ある「うれしいお知らせ」準備のため、4/13頃になる予定です。
-
[153回]「宮澤佐江 卒業コンサート」の裏側。数々の"奇跡"は間に合った! 超ロングインタビュー(後編)
奇跡的なタイミングで卒業コンサートを見守ったあのお2人への感謝と、10年を支えた家族愛。卒業ソング『旅の途中』、世界に一着だけの卒業ドレスについても聞きました! 超ロングインタビューの後編です。
-
[152回]「宮澤佐江 卒業コンサート」の裏側。超ロングインタビュー(前編)ーSKE、演出・スタッフ、ファン...
心から信頼する人たちと、一緒に作り上げた卒業コンサート。“ファンの期待を超えていく”ステージを魅せてくれた佐江ちゃんに、あの日、あの曲、あの演出に注いだ思いを聞きました。超ロングインタビューの前編です。
-
【お知らせ】宮澤佐江「ミラチャイ」連載、今週の更新はお休みです[次回は3/18]
今週の宮澤佐江「ミラチャイ」連載は、お休みします。次回は3/18(金)です。おやすみなさえ〜..♪