例えばまりやんぬはまりやんぬで、私よりもちゃんと言葉を覚えたい、理解したいって努力しているから、彼女自身がAKB48でしてきたように、コツコツやっている姿をそのまま見せると思う。でも、ふたりが別に同じことをしなくてもいいんじゃないかっていうのは、ずっと変わらない考えとしてあって。

この間のロングインタビューでもお話しましたが(第28回第29回)、佐江はこれから「任せられるところは任せる」、そして「自分のやるべきところで前に出る」ようにする。いい意味でそう思えるくらい、安心感が持てたのが今回のこけら落とし公演だったんです。

――佐江ちゃんのおっしゃるご自身で“やるべきところ”というのは、いわゆるパフォーマンスのことですよね? いいパフォーマンスをする背中を見せたい、ということかな?

そうなんですけど……ええーっとダンスはともかく、、、今のまんまじゃ歌がヤバイんだな。。。(汗)

――歌というと……中国語の歌詞は、どうやってマスターを?

これからです……レコーディングも向こうで録りますから、発音とか、細かそうでヤダ~。でもそんなことも言っていられないので、以前もお話したとおり(第25回)SNH48の音源を聴いて、耳から覚える感じで必死に頑張ってます。

――でも歌になると、メロディに合わせて発音の高低が決まってくるので、佐江ちゃんの苦手な声調はなくなりますよね? そこはノリで、行けるんじゃないですか?

四声がないのはうれしいんですけど(笑)20曲も覚えられるかなーと思って。劇場公演で合流するまでに、最低でもソロのところだけはしっかりとしておかなきゃ!

上海の劇場で披露している「最終ベルが鳴る」公演のセットリストの中に『Stand up』っていう曲があるんですけど、アレが早口過ぎて……日本語の元歌も、めちゃくちゃ早いんですけどね。でも「♪シャシュシャ、シャシュシャ、シャシャシュシュワ~♪」って、こんな感じでいける、かなぁ。いや、ごまかせないだろうなぁ(笑)

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