3: 事実と真逆のことを言いふらされた

恋愛相談や仕事の相談を頻繁にしてくる同僚のO子に親身になってアドバイスをしていたところ、まわりには真逆のことを言いふらされたというW恵さんのケースも悲惨です。

「本当はO子が言っていた悪口や愚痴なのに、なぜか私が率先して言っていたことにされました。最初のうちは私はまったく気づいていなくて、周囲に変な噂が回り始めてからおかしいなって思ったんですよね。

別の同僚からいきなり『あまり人の悪口を言わないほうがいいよ、上司も知っているから君の評価にもかかわるよ』って忠告を受けて、どういうこと? って不思議で。それがO子のフレネミーな本性に気づくきっかけでした」

W恵さんは人の悪口を言わないタイプ。噂ではW恵さんが言っていることになっている話も、本当はO子が言っていたことなので、完全なる“とばっちり”だったとのこと。

困ったW恵さんは、時間をかけて周囲への誤解を解いたそうですが「あのまま放置していたら、私の職場での立場が危うかったかもしれない」と話しています。

職場の人間関係は、一度乱れると修復が難しい場合もあるので、フレネミーな同僚に狙われると面倒くさい話になりがちです。

友人のふりをして近づき相手を陥れる“フレネミー”への対処は、できるだけ早期にフレネミーであることを見抜き距離を置いていくことが一番です。

じわじわと追い詰める行動を繰り返すフレネミーもいますから、少しでも違和感を覚えたら警戒しておくほうがいいのかもしれません。

みなさんもご注意を!

「グルメや旅のライティングのほか、人間観察も得意。生活に密着したテーマの取材を重ねる。旅先で過ごす時間と温泉に浸かっているときが幸せ。結婚願望がなかったのに結婚してしまい、後悔しつつ毎日を楽しんでいる。」