今回、鶏むね肉をふっくらさせる技を教えてくれたのは、料理家で高校生の息子さんを持つワーキングマザー佐藤加奈子さん。実はとっても簡単な方法なんです。
3つのレシピと共に、鶏むね肉をふっくらと仕上げる技を教えてもらいました。
すだち香る♪ 鶏むね肉ときのこのうま塩炒め
一つ目のレシピは、鶏むね肉ときのこの炒めもの。鶏むね肉はそのまま炒めるとパサつきがちなので、次の3つのコツでふっくら柔らかに仕上げています。
1.藻塩と酒をもみこむ
2.焼く直前に粉をまぶしてコーティングする
3.焼けたら一度お皿に取り出す
佐藤加奈子さん(以下、佐藤)「下味の藻塩と酒をもみこむ工程で鶏むね肉をしっとりさせます。そして粉類でコーティングすることで、保湿作用でふっくら仕上がります。
粉類はコーティングするのが目的で周りに薄くまぶすだけなので小麦粉のほか、米粉、片栗粉、大豆粉など家にあるもので代用できますよ。
注意としては、塩をもみこんでから時間を置くと鶏むね肉から水分が出てパサつきのもとになるので、もみこんだらすぐに次の工程に進むことです。
焼けた後、一度お皿に取り出すことで、加熱しすぎて鶏むね肉がかたくなるのを防いでいます」
材料(4人分)
・鶏むね肉 300g
・A 藻塩 少々(うま味調味料を4ふり、または塩少々でもOK)
・A 酒 小さじ1
・大豆粉(米粉、薄力粉、片栗粉でもOK) 大さじ2
・まいたけ 1パック
・しめじ 1袋
・すだち 5個
・藻塩 少々(うま味調味料1ふり+塩少々、または塩少々だけでもOK)
・黒こしょう 少々
・ごま油 小さじ1
作り方
(1)鶏むね肉を一口大のそぎ切りにし、Aの藻塩少々、酒小さじ1をもみこむ。
まいたけ、しめじは石づきをとってほぐす。すだちは4個分を絞り、1個は4等分する。
(2)鶏むね肉に大豆粉をまぶし、ごま油を熱したフライパンで焼く。両面焼き色がついたらお皿に取り出す。
(3)続けてまいたけとしめじをあまり動かさずに焼く。焼き色がついたら鶏むね肉を戻し入れ、藻塩とすだちの絞り汁、黒こしょうを加えてざっと炒め合わせる。
(4)お皿に盛り付け、すだちを飾る。食べる直前にすだちを絞る。