「接客業をしていて大変な客の相手をしたときは本当にテンションが下がります。彼女と会う約束をしていても元気になれず、申し訳ないと思いますね。
せっかく会うのだからと無理をすると彼女に見抜かれて、『出かけるのはやめて部屋で過ごす?』『ご飯作ろうか』と俺が言うより先に提案してくれのが本当にありがたいです。
『ごめんね』と言うと『私もそういうときがあるし、出かけるのは次でもいいし』と返してくれて、申し訳ないと思うけど甘えています。
前に付き合っていた彼女は、俺が落ち込んでいると『気持ちの切り替えが下手なのね』と指摘して『外でストレス発散しようよ』と自分のペースで動くので、ついていくのが大変でした。
切り替えが下手なことは自覚しているけど、それをあえて言われるとちょっとつらいです。
今の彼女はそういうことは口にしないし俺の気持ちを聞いてくれるので、安心して弱いところも見せられます。
彼女に何かあったときは同じように全力で支えようと思いますね。
関係が続いているのは無理をせずいられるからで、ふたりでリラックスできる時間が幸せですね」(30歳/サービス業)
恋人が弱っているとき、その様子を分析するのはいいけれど口にするのはちょっと考えもの。
ネガティブな自分を指摘されると人は落ち込むし、それを変えようと無理にペースを変えられるのも、大きなストレスになります。
それより、リラックスできる過ごし方を提案してくれる彼女には無言の思いやりを感じます。
相手のためと思っても、自分だけの考えで気晴らしを持ち出すと相手はさらに疲れることにもなるので、気持ちを確認するのが重要です。