
5: 押し付けがましい買い言葉
「彼氏から『これから行くよ』と電話があり、『ついでにパン買ってきて』と頼んだらムッとされました。『私はいつも料理を作ってあげてるけど』と言うと『あげてる?』と怒るんです。意味不明です」(かなこさん・25歳)
彼氏がイライラしているのは明白ですが、女性からすると何に対して怒っているのかがわからないこの会話。男性たちからの意見で原因を紐解いてみましょう。
「いきなりパンの命令をしたから、彼がムッとしたのでは。自分のことしか見えてないように思えます」(はやしさん・33歳)
「『してあげてる』は、恩着せがましいです。『やってもらわなくて結構』と言いたくなります」(ゆうきさん・30歳)
「あげてる」という言い方をしたことが、彼氏が怒った大きな理由のようです。
「料理をしているのだから感謝や見返りをするべき」といった考えが見えて、相手はガッカリしたのでしょう。
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以上のケースは、男女の関心の違いから生まれます。女性は、好き・嫌いと言った主観的な感情に左右されるため、うわさ話や悪口を好みます。
愚痴も主観的で「なんかイヤだからやめたい」「あの人なんか好きになれない」など感情的です。そこに、つねに共感してほしいのですが、共感されないので責めてしまうのです。
一方、男性は客観的な評価を重視し、スポーツなどの勝負の世界に関心が向いています。また、他人のうわさ話は、競争意識や優劣意識からくるもので、そこが女性と違う点です。
つまり、女性と男性は、「基本的に会話に求めているものが違う」ということを認識していきましょう。
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