「経済力のある男性と結婚したい」

この考えに、婚活している多くの女性が共感するのではないでしょうか。筆者も結婚相手は経済力のある男性だと考えていました。

しかし、それだけに目を向けてしまったために失敗してしまった経験があります。

今回は、筆者が高収入の男性にこだわったことによる失敗経験や、その教訓についてお話ししたいと思います。

結婚相談所でエリート男性と交際

私は結婚相談所で、経済婚を狙って年収1000万円以上のエリート男性を求めていました。

そんな私の高望みに応えてくれたのが、年齢が私より3つ上で年収も1000万円以上の男性。おまけにコミュ力もあって話していてとても楽しい完璧な男性でした。

彼はデートのたびに下調べもしてくれ、デート代も当然彼が負担してくれました。私は夢のような相手とお見合いし、いつしか彼との結婚を熱望するように。

しかし、デートを重ねるごとに彼とのズレを感じるようになってくるのです。そして、彼の好みと合わせるために自分を偽っていた私の本性が次第に出てきました。

彼は小食で上品な女性が好み、一方私は食べることが大好きでがさつなタイプ。また、彼は大企業の管理職、私は中小企業の事務員で、生活環境にも違いがありました。

ほかにも、デートでの食事はぜったいに予約派の彼、デートでは一緒にお店を探したい派の私。

猫好きを公言するも実はまったく興味がない彼に対し、本当に猫が大好きな私。こんな感じで不一致が生じ、私たちは次第にお互いに違いを感じるようになりました。

そして、ついにその歪みがあらわになってしまう出来事が起こったのです。