ついに露呈してしまった価値観の違い

ある日、私はつい仕事や会社の人の愚痴を彼にこぼしてしまいました。

すると彼にこんなことを言われました。

「君が望むような人材は君の会社には入社しないんじゃないかな。君の会社はしがない中小企業。だから、君の会社にはその程度の人間しか入ってこないんだよ。そんな会社で働いている君もその程度の人間なんだよ」

この言葉に、結局は大企業に勤めている彼は私を下に見ていたのか、とショックを受けました。

同時に図星だなと思ったのも事実です。痛いとこをつかれたので余計に腹が立ったのですね。

その翌日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。

彼の所属する結婚相談所から交際終了宣言が届いたのです。ルールとして双方合意の上で関係を終わらせるものですが、私の所属する相談所には一切連絡がなく、一方的に。

彼も彼の結婚相談所も、自分たちの立場が上だと勘違いしていたようです。

最初は悲しみやショックの気持ちでいっぱいでしたが、徐々に「悔しい」という感情に変わっていきました。

しかし、この出来事がきっかけで私は目を覚ますことができたのです。エリート男性に対する過剰な期待と、相手の経済力をアテにした依存的な婚活は自分に合わないということに。

高収入の男性に媚びるより自分で稼ぐことを考え、自分自身が独り立ちできるようになることが大切だ実感できたのです。

残念ながら交際終了という結果に終わりましたが、この経験を通じて、エリート男性のプライドの高さや本心を知ることができました。

エリート男性にフォーカスした婚活も魅力的な選択肢かもしれませんが、私のように下心を持ってアプローチすると上手くいかないことがあります。

エリート男性だから結婚したら幸せになれるという保証もないですからね。

自分自身が大切に思える人と、真心を持って素直に向き合っていくことが、幸せへの道を切り拓くことに繋がるのかもしれません。

ネコと食を愛するWebライター。婚活の失敗経験から学んだことを執筆しています。自身の自己投資の失敗を題材にした電子書籍はAmazon kindle 8部門新着ランキング1位獲得。好奇心旺盛。週3回通うほどのカルディ好き。note