「SNSは、インスタグラムなどにアカウントはあるけれど投稿はせずもっぱら見る専門で、情報を集めるために使っていました。

半年ほど付き合った会社の後輩がいて、その子がインスタグラムをしているのは知っていましたが、社内恋愛だしデートのときの写真はなるべく俺がわからないように撮ることをお願いしていました。

身近な同僚には俺と付き合っていることは話していたみたいだけど、お互いの業務が忙しくなってすれ違うことが増え、別れてからも特に俺の周囲で変化はなかったです。

あるとき、同期の女性が『これ、あなただよね?』と元カノの投稿を見せてくれて、そこには昔一緒に行ったカフェで撮ったらしい駐車場での俺の背中が写っていて、びっくりしました。

見る人が見れば俺とわかるし、どうして今頃と思ったら『あなたに未練があるっぽいよ』とほかの投稿も見せてくれて、確かに俺あてと感じる言葉が並んでいました。

同期は『さすがにあなただとはっきりわかりそうなものを出すのはこの子のマナーがおかしいのでは』と言っていて、同じ会社の人がこの投稿を見れば以前付き合っていたことがわかるわけで、俺も困るし投稿の暗さも気が滅入るし、やめてほしいなと思いましたね。

考えた末に元カノにはっきりと『困るから』と言ったのですが、投稿について誰が俺に教えたのかを知りたがり、『そんなことはどうでもいいし、俺にもプライバシーがある』と返したら泣かれてしまい、本当に大変でした。

結局元カノはアカウントごと消してしまい、後味は悪いけれどほっとしましたね……」(30歳/営業)

付き合っている頃は恋人のプライバシーをきちんと尊重していたのに、別れた後でそれを台無しにするような投稿は、誰にとっても良い影響はありません。

社内恋愛ならなおのこと、過去であっても交際が知られて窮屈な思いをするのはふたりであり、また投稿した側はマナー違反を責められても仕方ないといえます。

未練は自分の問題であり、読んだ人が眉をひそめるような投稿は避けるのが正解。

おかしなことをしていれば、最終的にもっとつらい思いを自分がすることになる、としっかり肝に銘じたいですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line