3: 相手には相手のペースがあることを忘れない

友達関係だった男性を好きになったこちらはその自分を受け入れていても、相手が自分との関係をどう思うかはまた別の話。

恋愛の可能性を考えてもらうためにアプローチをするのなら、「自分と違って前と変わらず友情を維持しているのが男性」の状態であることを、忘れてはいけません。

少しのアプローチですぐに恋愛感情を持ってくれることもあれば、なかなかそちらに動かず辛抱強く関わりを重ねていかなければならないときもあります。

相手には相手のペースがあり、それは自分が男友達にアプローチをされたときも同じはず。

求めている気持ちをすぐに用意してくれないからと相手を責めてしまったり、そう思われない自分に悲嘆して離れてしまったり、関係を変えたいと願うときは心が不安定になりがちですが、それを堪える胆力がふたりの今後をまっすぐに育てます。

アプローチを重ねる自分を相手はどう受け止めているのか、戸惑いが続くなら無理に存在感をねじ込むのは避けたほうがいいし、同じように前向きに考えてくれているとわかるときは告白を考えたり、客観的に相手の状態を掴むのが重要です。

自分のペースを大切にしてくれている、とわかればそれが信頼になります。

一方的に気持ちを押し付けて振り回す人と、恋愛としての好意を伝えながら自分の対応をその都度受け止めてくれる人と、どちらと良い関係が築けるでしょうか。

友情も人としての在り方を受け入れているというとても大切な気持ちですが、それとはまったく別の重さを持つのが恋愛感情です。

好意のベースがあっても、それを変えていくにはその人の価値観や考え方が大きく関わり、その過程を待てる人が友達から恋愛関係へと幸せなつながりを切らずにいられるといえます。

よくあるのが、好意のベースにある友情がそのまますぐ恋愛感情に変わると思い込んで過度なアプローチをしてしまい、相手が負担を感じて疎遠にされるケースです。

恋愛も友情と等しく一対一でお互いの在り方を歓迎するつながりなら、自分の事情を相手に押し付けるのではなく相手の状態や気持ちも正しく受け止めるのが正解。

関係の変化を焦らず、相手のペースを尊重するアプローチを心がけたいですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line