相手の心を開く『自己開示』

自己開示とは、飾らない自分のありのままの情報を相手にさらけ出すこと、打ち明けることです。

好意を持っている男性には良く見られたいと思うものですが、良いところばかりアピールすると、相手は緊張感や気疲れを感じます。

自己開示は、相手との心の距離を縮めてくれます。特に、ダメなところや苦手なこと、欠点、失敗話は、心の距離がグッと近づきます。「こんな一面もあるんだな」「自分と似たようなこと考えてたんだな」と感じ、親近感が増すのです。

そして、自己開示をすることで、「実は自分も」と、相手も胸の内を打ち明けてくれるようになります。これを『自己開示の返報性』と言います。自己開示をしてくれた相手には、同じように自己開示をしようという心理が働くのです。

例えば以下のような会話です。

  • 「こういう会に参加するのって実は初めてなんです。人見知りなので、会場に入る時、足も手も震えてました」
  • 「昨日会社のメンバーと久しぶりにボーリング行ったんですけど、最下位で。本当に運動できないんですよね」

ただ、過去の男性遍歴やトラウマ、今抱えている揉め事などの深く濃い内容の自己開示は、出会って間もないうちは避けましょう。

クスッと笑えるような失敗話、欠点や短所をサラッと伝えるところから始めてみてください。

誰もが自分のことを知ってほしい、自分の話を聞いてほしいと胸の内では思っています。

質問や相槌、自己開示を使って、上手に相手の話を引き出していってくださいね。気になる男性との心理的距離を近づけることができるでしょう。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]