乙支路4街のシュポ「トンイル食品」の夜景。この店の食料雑貨店と飲み屋の比率は7対3
私が日本からの旅行者を対象に行っているパーソナルツアー「ソウル大衆酒場めぐり」でも、1軒目はシュポに行くことが多い。
酒は冷蔵庫から勝手に持ってくる。缶ビール(500ml/355ml)、瓶ビール(500ml)、ペットボトル(1600ml程度)など、よりどりみどりだ。
一部のシュポでは生ビールも提供している。もちろん、生マッコリやソジュを飲んでもいい。
つまみは、店で売っているポテトチップなどの袋菓子や缶詰を選んでもいいし、店によっては、簡単に調理したつまみを頼むこともできる。
ケランフライ(目玉焼き)やコルベンイムチム(巻貝を辛く和えたもの)などが一般的だ
「テボンマートゥ」の瓶ビールと乾きもの(ピーナッツと煮干し)
店が小さいので、隣席で飲んでいるおじさんたちと自然と言葉を交わし、気が付いたらビールを注ぎ合っているなんてことも珍しくない。
会計しようと思ったら、「いや。オレにまかせろ」なんておじさんに制止され、おごってもらっちゃったなんてこともある。
今の季節なら店先の路上にプラスチックのテーブルを置いている店も多いので、そこに陣取って飲むのもいい。日本より少し乾燥している韓国の空気は、ビールをより美味しくしてくれるだろう。
安く飲むことを追求すると、コンビニで買った酒を店先のプラスチックテーブルで飲むことに行き着くだろう。騒いで営業妨害でもしない限り、とがめられることはない。
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