千葉だけでしか焼いていないご当地パンがある
『ブリア・サヴァラン』でしか焼いていないパンのなかから食べるべき名品を細谷さんにあげてもらった。
「千葉産のピーナッツを使ったご当地パンが2種類あります。『ピーナッツミルクコッペパン(258円)』と『生搾りピーナッツクリームパン(350円)』です」
ともにピーナッツパンだが、パン生地はもちろん、パンの形もパンに詰めたピーナッツクリームも異なるというのだ。
「ピーナッツミルクコッペパン」は、麦こがし(はったい粉)と米粉を併用した湯種製法で作ったコッペパンを使っている。
「ピーナッツのペーストにバター、砂糖、塩に加え、店で砕いたピーナッツを合わせたものをコッペパンにしぼっています」
塩味をきかせることで、甘みが際立っていた。
「生搾りピーナッツクリームパン」には、ブリオッシュを使っているという。
ピーナッツのペーストに生クリーム、砂糖、店で砕いたピーナッツを加えたものをブリオッシュにしぼっているそうだ。
パンの生地が異なるのだからパンそのものの味が異なるのはもちろんだが、ピーナッツクリームの味も違った。塩が入っているだけでこれほど味わいが変わるのかと驚かされた。
もうひとつ、ピーナッツの粒粒感が異なると思った。「生搾りピーナッツクリームパン」のほうが粒が大きく感じたのだ。
「ピーナッツの粒は同じ大きさです。ペーストがさらさらしているので、ピーナッツの粒が大きい感じがするのかもしれません」
コッペパンとブリオッシュのピーナッツパンを食べ比べをすると面白いかも。新しい発見があるはず。