どんな恋愛も「自己責任」?

独身者同士の恋愛なら、お互いが好きになれば交際は成立するし終わりもまたふたりで決められます。しかし、不倫の場合はそうはいかず、関係が表に出てしまえば慰謝料の発生や社会的なペナルティを受ける可能性を避けられません。

法的に結ばれた配偶者がいる人を好きになるのは、ベッドをともにするような親密さは諦めてもやはり窮屈で息苦しさを感じます。

自分まで既婚男性と不倫の一歩手前まで進んでしまったのは、独身の自分がいながらそんな恋愛を選んだ彼氏に大きなショックと失望を覚えたからで、自信をなくしていたのかもしれません。

そもそも彼氏とのつながりを大切に育てていればこうはならなかったはずです。その反省と後悔から逃げる勢いも、あったのではと感じます。

「普通のときならマッチングアプリは使わないし、既婚の男性と個人的に仲良くなろうとも思いません」と女性はきっぱり口にしていましたが、その通常の感覚が崩れるほどの衝撃だったのですね。

マッチングアプリはいいとしても既婚男性と親しくなるのは危険であり、本人が言う通り別居中など関係なく肉体関係を持てば不貞行為となります。

失恋したショックから倫理観がおかしくなり、不倫に走る人は実際にいますが、その結果は歓迎できるものではないのが現実。相手が離婚しない限り堂々と付き合えることはないので、自分ばかりが損をするつながりを抱える状況になります。

どんな人を好きになってもいわゆる「自己責任」ではありますが、既婚女性への片思いを選んだ元彼へのあてつけのように自分までその道に踏み込むのは、いいやり方とは決して言えません。