子どもが、友達の高価なおもちゃを借りてきた時、親としてベストな対処方法は?

最近は、テレビゲームのソフトなど、高価なおもちゃが増えています。子どもは、友達どうし、悪意無く貸し借りすることも珍しくありませんが、紛失や破損したりして、場合によっては思わぬトラブルに発展しかねないですよね。

子どもが、買い与えた覚えのないおもちゃで遊んでいた場合、親としてどうしたらよいでしょうか。

子どもには、おもちゃの貸し借り時に報告するように言い聞かせること

まず、大事なことは、子どもには、友達からおもちゃを借りてきた時、必ず報告するように言い聞かせることです。

そうすれば、紛失や破損、返却し忘れたなどといった時、友達との間でトラブルを防ぐことができます。

おもちゃといっても、もともと友達の親御さんが働いて得た収入から購入したものだから、「もし、お友達からおもちゃを借りてきたらママに報告して大事に扱うこと。これができないなら借りてはダメ」というように言い聞かせましょう。

決して厳しく言い聞かせるのではなく、諭すように言い聞かせるのが大事です。

なぜなら、子どもは働いたことがありませんから、親御さんが働いて得た収入の中から、おもちゃを買い与えたものだということが、肌感覚で理解できないからです。

また、トラブルを恐れて、友達とのおもちゃの貸し借りを禁止すると、子どもはこっそり友達とおもちゃを貸し借りするようになります。

どうせ貸し借りするのなら、きちんと報告してもらうようにしたほうがいいですよね。

友達のママに電話で一言お礼を言っておく

子どもから、「友達からおもちゃを借りた」という報告を受けたら、その友達の親御さんにお礼の電話を入れておきましょう。

グループラインなどで連絡が取れる場合でも、電話で連絡するほうがベターです。というのは、LINEでの連絡は感情やニュアンスが伝わりにくいため、誤解を招くリスクがあるからです。

電話での連絡は、友達のママの時間を割くことになりますが、心証もいいですし、万が一、借りてきたおもちゃを紛失したり、破損した場合でも、感情的なトラブルに発展することが少ないです。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ