頻尿の改善には漢方薬も使われています
頻尿の改善を目指すには、漢方薬を服用するのもおすすめです。
漢方薬のなかには、「頻尿」に効果が認められているものもあり、泌尿器科などで処方されています。
頻尿の原因は、加齢による膀胱の機能や筋力の低下、冷え、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどと考えられています。
頻尿対策には、
・加齢により衰えた膀胱の機能を正常化し、緩んだ筋肉を引き締める
・からだを温めて水分代謝を整える
・自律神経の乱れを整え、排尿のコントロールを改善する
・ホルモンバランスの乱れを整える
などの作用がある生薬を含む漢方薬を選び、根本改善を目指します。
「毎日忙しくて骨盤底筋群トレーニングやバランスのよい食生活を欠かさず続けるのは大変」という人もいるかもしれません。しかし、漢方薬は自分に合ったものを服用するだけなので、無理なく続けることができますよ。
頻尿でお困りの人におすすめの漢方
八味地黄丸(はちみじおうがん)
疲れやすくて尿量減少、または多尿が見られ、口が渇きがちな人の頻尿や軽い尿漏れなどに使用されます。
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
疲れやすくて手足が冷えやすく、体力が中等度以下の人の頻尿やむくみなどに使用されます。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
疲れやすい人の骨盤底筋の筋力低下に用いられ、腹圧性尿失禁に応用されます。
自分の体質や症状を見極めて漢方薬を選ぶには、漢方薬に精通した薬剤師に相談するのがおすすめです。
「あんしん漢方」のようなオンラインサービスでは、漢方のプロがAIを駆使してあなたにぴったりな漢方薬を探り当て、自宅に郵送してくれます! スマホひとつで気軽に相談できるので、とても便利ですよ。
頻尿でお困りの人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
頻尿は、40代など比較的若い年代でも多く見られる尿トラブルです。骨盤底筋群トレーニングを毎日しっかり続けたり、食事内容やメンタルの状態を見直したりすると、改善できる場合があります。
気になる症状があるときは、無理せず泌尿器科で相談しましょう。漢方薬でからだの内側から対処するのもおすすめですよ。
適切なケアを始めて、トイレのことで悩まされない、快適な毎日を送ってくださいね!
<この記事を書いた人>
あんしん漢方薬剤師
竹田由子(たけだゆうこ)
43、47歳で出産した2児のママ薬剤師。共立薬科大学(現 慶応大学)卒、臨床薬学専門。病院で10年以上医薬品情報室に従事し、医薬品に関する情報に精通。元漢方・生薬認定薬剤師。
漢方を自身の月経痛や妊活にも活用してきた経験から「日常の不調はまず漢方」をモットーに体の不調を我慢する女性へ対し情報発信している。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。