交際を一旦保留にした理由とは?
どうしてそのまま彼氏彼女の関係になるのを避けたのか、Aさんに理由を聞くと
「仲はいいけれどそれまでは私も表面上で取り繕うときも多かったし、もっと知りたいと思いました。
いきなり付き合うってなると約束するとか会う時間を作るとか考えるのが大変だし、自然に恋人になれたらいいなあとそのときは思って。
彼もそれでいいと言ってくれました」
と、そのとき男性に正直に本心を明かしたそうです。
「好きになった人と交際に発展するのが恋愛の理想かな」と話していたAさんですが、それが実現する可能性のある男性が出てきても、冷静に自分の感情をコントロールしていたともいえます。
お互いにそれでいいと納得できたのなら問題はない、と思ったのですが、Aさんは眉をしかめて言いました。
「でも、テンションが上がらないのです。
彼のことはもちろん毎日どんなときも考えるし、好きだなあと実感するし、こんな私が彼に好かれているのだと思うと叫びたくなる瞬間もあります。
なのに、なぜか私から連絡する気が起きないというか、両思いになったらどんなメッセージを送るのがいいのか考えてしまって。
どこかで『好きなら連絡をくれるはず』と彼からのアクションを待っている自分がいて、甘えたいのかなとか混乱しました」
自分を客観的に見ることができるのがAさんの長所だと感じますが、積極的に好意を伝えられない理由がわからないのはなぜなのでしょうか。
「両思いとわかってから2日、彼からはLINEも電話もありませんでした。
でも、それまでも私からメッセージを送らなかったらそれくらい空くのは普通で、特に気にはしなかったのですね。
『両思いになって最初のメッセージは彼からほしい』みたいな気持ちがあったのですが、3日目に届いたのは普通の挨拶の文章で特に恋愛感情がわかるものはなくて、肩透かしを食った気分でした」
それもテンションが上がらない理由かも、とAさんは言いますが、彼から「ごく普通」のメッセージが来て自分もそれに合わせて挨拶を返して終わり、それからまた2日、連絡のない日が続きました。
それまでは、Aさんから他愛もない内容を送っては盛り上がるようなこともあったのに、「両思いになったから、そこまでしなくてもいいのかなって。
自然と気が向いたときに話すくらいが彼にもプレッシャーにならないかなとか、いろいろ考えました」
と、とにかくAさんは男性との距離感について悩んだそうです。