自分を構成してくれている大切な人たちの存在
──一方で、人生を豊かにしてくれた印象的な出会いはありましたか?
新木 今年の前半、タイで長期間撮影をしていたんですけど、その中で、現地の共演者の方とオフを一緒に過ごすこともあったんですけど、すごく視野が広がったというか。生活の質を上げてくれるような出会いでしたね。
日本に帰ってきてからも連絡を取り合えるような方と出会えたことや、違う国に友達がいることがすごく嬉しくて。日本に来てくれたときは案内もしたいし、すごくいい経験になったな、と思います。
橋本 うーん……ないなあ、そんな体験……。 意外と周りにいる人、ひとりひとりが干渉してくれてるというか。この性格なので、絶対に意見を曲げない、芯があると思われがちなんですけど、割と周りの近しい人たちに影響されて生きてるんですよ。
20歳になったときに、誰からのご飯の誘いも断らないって決めて、1年間ほぼ断らずにいろんな人に会ったんです。びっくりするぐらい人に会って、知り合いは増えたんですけど、結局、今いる人たちって少なくなっているんですよね。
仕事はしているし、私のことを知ってくれてるけど、そうではなくて、人としてやっぱり関わってくれる人はどんどん仲良くなっていく気がしていて。 今周りで私を見てくれている人で構築されているのかなと思いますし一緒に暮らしていた マネージャーや会社のスタッフなんかは本当に大切だなと。
──1回、誘いを全て受けるのは誰でも試すことができそうですね。
橋本 そうなんですよ。会ってみないと分からない人って結構いるんです。 第一印象はすごく嫌かも、という人でも、意外と中身が面白くて。だからこういう第一印象の印象になったんだな、と自分の中で噛み砕けたりもしますし、納得もするし、だから断らなかったんですね。でも、今はもう疲れてできないです。誰かが嫌いとか苦手とかじゃなくて、それだけ会っていたら、普通に人に疲れます(笑)。
岩田 僕も似てますね。腐れ縁だとか、今周りにいる友人たちから影響を受けています。逆にこの業界とか関係なく、昔からずっと変わらないんで。価値観も含めて、気を遣わなくていい人たちですね。 仕事は仕事で自分でやるから、という感覚があるので、逆にそういう自分のオフなところをさらけ出せる人たちが、自分のライフバランスも含めて、助けられてるかな、と思います。
作品情報
Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』
Netflixにて独占配信中
■出演
橋本環奈
新木優子 岩田剛典 夏菜 若月佑美 /桐谷美玲
ムロツヨシ
加治将樹 長谷川朝晴 犬飼貴丈
山本美月 キムラ緑子 真矢ミキ
佐藤二朗
原作/青柳碧人『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(双葉社刊)
主題歌:SEKAI NO OWARI「タイムマシン」(ユニバーサル ミュージック)
監督/福田雄一
エグゼクティブ・プロデューサー/佐藤善宏(Netflix)
企画統括/佐々木基
プロデューサー/松橋真三(クレデウス)、鈴木大造(クレデウス)
制作プロダクション/クレデウス
制作著作/テレビ朝日
企画・製作/Netflix
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