感情を言葉にする機会を作る

自分が話す側になったときや相手に感想を言いたいとき、思ったことをそのまま言葉にするのは意外と難しいものです。うまく言葉が出てこずに、気まずい沈黙が横たわったとか焦っておかしなことを言ってしまったとか、失敗は誰にでもあると思います。

会話はまさに感情のライブ中継、その場の勢いも無視できません。

ネガティブな気持ちほど「嫌だった」「つらかった」とはっきりとした言い方をするのは気が引けて、本心を伝えられずに会話が終わってしまえば後悔が残りますよね。

生まれた感情を言葉にするのは勇気が必要で、それを育てるには普段から「口にしてみる」ことが重要です。

相手の振る舞いの何が引っかかったのか、例えば「こっちが話しているときにスマホをいじられてショックだった」と実際に言ってみると、そのときの自分を否定せず客観的に見る意識が生まれます。

「そりゃ誰だっていい気はしないよね」とひとり言が続くときもありますが、そうやって実際に言葉にする機会を多く持つと、「すぐに置いてくれたらよかったな」と別の本心も見えてきて、「自分はしないでおこう」など思えるものです。

「好き」「楽しい」などの好意も、相手に知られたら恥ずかしいと思えば口にすることをためらいますが、肝心な場面で伝える勇気がないと、相手との関係もうまくいきません。

会話は感情のライブ中継なら、その本番を楽しむためには普段の訓練がものをいいます。

気持ちを素直に言葉にできる自分を知れば、それが自信となり相手と向き合ってもリラックスして会話ができます。

「伝えない限り届かない」のが気持ち

こちらが何を言っても相手がどう受け止めるかはわからないのが会話の現実で、それが怖い、「間違った受け止め方をされる自分」を避けたいから会話から逃げるという人もいます。

そんな不安もあって当然ですが、こちらの気持ちや状態は伝えない限り相手が知ることはなく、何も言わないのに「わかってよ」「汲んでよ」とおかしな態度で相手の関わりをねだるのは、子どものすることです。

会話はお互いを知っていくための貴重な機会であり、どんな内容でも言葉のやり取りで信頼や愛情が育ちます。

会話に苦手意識を持つのはありのままでいられないから、相手のありのままを受け止められるか不安だから。そういう人もいると思います。

それでも、伝えていこうとする姿が相手の心を開くのもまた本当で、それで失敗しても「できたこと」が自信になるはずです。

自分が相手に信頼を覚えるとき、相手はどんな姿を見せてくれているか。そのなかには会話によって思いやりを知ったり行動からは見えない愛情がわかったり、「話したから知ることができた」も多く含まれます。

緊張は「良く思われたい」から、良く思われたい目的は相手との関係を慈しみたいから、それなら自分の気持ちを伝えていく姿勢を、まずは忘れたくないですね。

相手がどんな存在であれ、人と話すときに緊張するのは自信がないからといえます。

言葉がうまく出てこないときは「まず相手の話を聞くこと」に集中すると、黙っている間に気持ちが落ち着き、相手の状態も冷静に見ることができます。

会話はお互いを知っていく大切なコミュニケーションなら、「伝える自分」を諦めたくないですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line