失恋も離婚も、いつも支えになってくれた男友達の一言にキュン
プロジェクトチームの一員として、1年以上毎日仕事に取り組んでいたのは、学年が1つ上の酒井くん(仮名・30歳)。
晴香さん(仮名・28歳)が落ち込んだ時に元気づけてくれたり、失恋の時も一緒に飲んで話を聞いてくれたりしたそうです。
「酒井くんが誰に対しても分け隔てることなく付き合ってくれるので、周囲は博愛主義者と呼んでいました」
恋愛感情抜きで話せるので、本音を出せるのも、楽しかったと晴香さん。
プロジェクトチームが解散してからも、ときどき元チームメンバーと飲みに行ったりするうちに、メンバーの結婚式も多くなり、仲間として祝福しあっていたとそうです。
晴香さんも32歳で結婚。結婚式は海外のチャペルで家族だけの身内婚のため、元チームの人たちは晴香さんの結婚相手も知らなかったそうです。3年後に離婚した時も誰も知らなかったのは、晴香さんが言わなかったから。
「ところが人事に異動した酒井くんが知っていて。離婚した年の忘年会の帰りの電車の中で、2人きりになったときに『別れたんだね』と聞かれたので、思わず涙が溢れてきたら慰めてくれて、『もし将来、お互いに独身でパートナーがいなかったら、結婚しよう』と言われたんです」
遠回しのプロポーズだと気づいたのは、年が明けた正月のこと。晴香さんは酒井くんに思い切って発言の意味を尋ねるのですが、「それ以上でも以下でもないよ」と照れくさそうな表情でこたえたそうです。
「誰もいなかったら、俺と結婚しよう」というのはまさに胸キュンなセリフ。昔から交友関係があった男友達の言葉だからこそ、心に響きますね。
男女間で友情が成り立つのはこんなパターン
失業中にバイト先で知り合った2歳年上の男性とずっと友達というのは、2人の子供を持つワーキングママの美登里さん(仮名・36歳)。
「バイト仲間の彼とはずっと友達です。結婚前に夫と喧嘩したときも仲直りのアドバイスをしてくれたり、出産してから会社を辞めたくなったときに相談したりしたのも彼です。
結婚しても家族ができても、変わらずに友達でいてくれるから、かけがえのない人ですね」
結婚しても家族ができても、変わらない友情をキープできるのは、互いに大人だからです。
友人関係の男女が恋愛に至るプロセスがわかる映画とは
ある男女の11年にもわたる友情と愛を描いた映画『恋人たちの予感』。
2人は、それぞれ結婚、離婚後に再会して友達になりますが、仲がいいのか悪いのかいつも口論ばかり。
ひょんなことから男女の関係になってからぎくしゃくする2人の描写は、まさに「友人から恋人になれるのか」を自問自動しているようなもの。
やがて互いに受け入れようとする瞬間のセリフがとてもロマンチック。
「一日の最後に話をしたいのは、あなた」
口論ばかりしていた2人は実は大の仲良しだったこともわかる決めセリフに、思わず笑みもこぼれます。
80年代、90年代を代表する恋愛映画の女王、メグ・ライアンが主演。
『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督の繊細なタッチのハートフルな恋愛映画は、友達から恋人までの道のりが丁寧に描かれています。男友達を好きになりそうな人におすすめです!
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これまで異性として意識していなかった間柄が、ふとした瞬間に恋愛に発展することもあります。
しかし、相手も同じテンションでこちらを見てくれているかどうかは別の話です。
男友達が自分のことをどう思っているのかしっかりと見極めて、気持ちを伝えるかどうかなどの動きを考えていきましょう。