「注射は即効性があるので、すぐに効果を感じたい方は注射がいいとは思うんですが、頻繁に通わないと効果がすぐに薄れたり、金銭的にも結構かかるんですね。サプリメントだと効果を感じるには時間がかかりますが、体の中からじわじわと変化を感じるものになります。
プラセンタの配合量については、やはり多い方が効果を感じやすいと思います。あとは液体と原末があるので、液体は何mgと表記があるんですが。それは水分を含めた量になるので、実際どれくらいプラセンタが入っているのかわかりにくいようになっています。原末で書かれた方がわかりやすいとは思いますね」(工藤さん)
ほかにも店頭ではプラセンタを含んだ化粧水や美容液などもよく見かけます。工藤さんいわく、サプリメントを飲み始めて一番早く変化を感じるのは「肌」とのこと。なので、肌トラブルに悩まされている女性はもちろん、男性がプラセンタを利用する際もなるべく自分に似合った方法で試した方が、気兼ねなく続けられてその分効果も実感しやすい、といえるかもしれません。
プラセンタ=胎盤って聞くけど……? 成分由来によって効果もまったく違う?
プラセンタは胎盤の意味、と耳にしたことがある人は多いはず。実際、プラセンタは胎盤のことを指しており、なかでも胎盤からアミノ酸やビタミン、ミネラルの栄養素と成長因子の細胞を元気にする成分を抽出したものになるのだとか。
まさにこれが、プラセンタが美容や健康に効果がある理由になるわけですが、では成分由来によっての違いはどうなのでしょうか。聞くところによれば、人由来、豚由来、馬由来などさまざまな種類があるようですが……?
「多いのは豚由来のプラセンタなんですが、豚よりもアミノ酸の含有量が多いのが馬で、効果効能を一番感じやすいといわれています。人由来のプラセンタは、人の胎盤から得られるプラセンタなんですけれども。
こちらはプラセンタ療法として認可された製薬メーカーさんだけ医療品になっていて、医療機関だけしか使えないんですね。あとは植物性のプラセンタは、植物には胎盤がありませんので作られたものになります。動物性ほど強い成長因子が含まれていないので、そこまで大きな効果は期待できないんです」(工藤さん)