本田:私の演じたリズと少女は(劇中で)別世界にいるので、主人公の2人と同じシーンもなくて、まだ皆さんの声も聴いていないんです。
なので、早く出来上がった作品が観たいんですけれど、台本を最後まで読み終わったら、「そうなんだ!」っていうよりは、ため息みたいな。
「はぁっ…」って力が抜けるような、ほっとするような、そんな感じの気持ちになりました。
――僕も後半の方は読む手が止まらなくなりました。映像的にも、リズたちがいる別世界と現実世界が交差するようになっていて。
本田:本当にファンタジー世界の様な別世界なので、世界が違いますよね。地球と別の世界というような。日常生活では、ああいう景色のところはなかなかないですし、キービジュアルからもたくさんの想像が広がるんじゃないかなって思います。
――音楽も聴かれましたか?
本田:主題歌は凄かったです。皆さんも「この曲いい曲!」って思われるはずです。
私自身が聴いていて、こんな素敵な曲があるんだって、別世界にいっちゃったような感じになりました。
――曲を聴いただけで、別世界へ。
本田:曲だけでも、いろんな想像が膨らむんじゃないかなって。
――最後に改めて『リズと青い鳥』をご覧になる方々に向けて、メッセージを頂ければと。
本田:本当に感動の作品で、涙があふれる作品です。別世界という表現の仕方と、主人公が頑張る姿に対していろんな感情があって、いろんな出来事があって、最後には「そうなの!?」っていう展開もあって。
映画館ではなく、録画だったら一回止めて「どういうことだろう」って考えちゃうような。
それくらい1つ1つのシーンにインパクトがあるんですが、それでも頭にすんなり入って来るんです。「明日から頑張ろう!」と思えるような「光」を感じられるというか、勇気づけられる作品なんだと思います。1つの区切りみたいな感じで観れるかなと。
――ありがとうございました!
本田さんの演じるリズと少女に、自らを重ねるみぞれと希美。その2人の静かで激しい感情が、音楽で紡がれていく『リズと青い鳥』。ぜひ劇場で、2人の音楽と「光」を感じてください!