突然無茶なお願いをしてくる人、善意や好意をそちらの思惑だけで一方的に押し付けてくる人など、こちらの意思を無視して関わりを持とうとされたらストレスを感じますよね。

人の間には境界線があり、それはお互いを尊重する大切な区切り。

「あなたと私は違う人間」という境界線を無視して踏み込んでくる人には、こちらと同時に自分の姿も見えていません。

こんな人にはどう接していけばいいのか、どう「置く」のが正解なのでしょうか。

「あなたと私は違う人間」だから居心地のいい関係が作られる

たとえ親子であっても、母親がこちらの好みをいっさい考えず「自分が好きだから」という理由で服を買ってこられたら、困りますよね。

気持ちはうれしいけれど、着る服は自分で選びたいし好きなデザインや生地もあって、受け取ったはいいものの結局出番がなくて母親にまた「あの服、着ているの?」なんて声をかけられたら、やっぱりストレスを感じます。

どんな間柄であっても、「自分とこの人は違う人間」で、それぞれ好みも嫌悪も別々にあって当然、「何でも一緒」とはいきません。

違いがあるからこそ、お互いの好きなものを見せあって楽しんだり、受け入れられない部分はそっと置いて衝突の種にするのを避けたり、付き合い方には幅があります。

その幅を居心地のいい余地として感じられるから、互いの好意が維持されて関係が続くのですよね。

人の間には境界線があって普通であり、違う人間だからこそお互いの気持ちを大切にしようとする意識が生まれます。

それを忘れて無遠慮に踏み込んでくる、自分の気持ちだけを正解にしてこちらに受け取ることを求めてくる人は、「自分と他人は同じであるはず」という間違った認識を持っています。

境界線を無視する人の特徴には、どんなものがあるのでしょうか。