※本記事は「ウレぴあ 2012年 3月号」(2012/1/25発売)の記事を再掲載したものです。
(取材先のプロフィールは現在と異なる場合がございます)

 

取引先の社長とはビジネス上で付き合いがあるものの、プライベートでの付き合い方に悩んでいる読者は多いはず。日本人特有の「相手の心の領域に干渉しすぎない」という文化が、そのあたりの判断をより難しくさせているのは身を持って体験していることだろう……。

そんな時に、こんな疑問を感じたことはないだろうか。

「取引先をホームパーティに誘っておいて家の中に入れないと悲しむのか?」

ホームパーティは欧米の文化。日本の住宅事情ではそれなりの労力や気遣いがかかり、実行はなかなか難しいものだ。

そこで今回は、我々主催のホームパーティを開催。取引先会社の社長である杉浦氏を招き、あえて家の中には入れずに無視するという検証を行う。

心の器の大きさを測るため、相手がどれほど家に入りたがっていても、無視し続けるのが検証のポイントだ。読者諸君なりの考察を頭に思い浮かべつつ、今回の検証結果をご覧いただきたい。
 

<今回パーティに招待した取引先>
株式会社CINRA
代表取締役: 杉浦 太一 氏(29歳)

カルチャーニュースサイト「CINRA.NET」を運営する株式会社CINRAの代表取締役。その他、無料の音楽イベント「exPoP!!!!!」を毎月開催し、広告の企画制作も手がける。

最近では、クリエイティブ求人情報サイト「CI NRA. JOB」も展開している。

 

実験1 浮かれてやってきた杉浦社長を無視し続けてみる

「ピンポーン」
パーティ帽に蝶ネクタイ、キラキラで気合い十分の格好で、杉浦社長が登場。
みんなとの合流にワクワクしながらチャイムを押す。

 

 

 

<検証スタート!>
ピンポンという音には気づきながらも、それを完全に無視してパーティを続ける。
社長の心の広さなら当然大丈夫なはずだ。

 

 

 

30分経過。
明らかに部屋の中から楽しい声が聞こえるのに、まったく反応がないことを不審に思いだした杉浦社長。まさか悲しい気持ちになりつつあるのか?