その1 腰ベルトの締め付け不足
チャイルドシートを揺らしてみて、グラグラしていればこれに該当する可能性大! この状態で事故にあうと、衝撃で子供がシートごと放出される危険性が高い。シートの上端部を引っ張って3センチ以上動くようなら、もう一度しっかり締め付ける必要がある。
その2 子供の体型とシートのタイプが合っていない
チャイルドシートは「乳児用」と「幼児用」と「学童用(ジュニアシート)」の3タイプがあるが、基準となるのは子供の“年齢”ではなく“体格(体重)”! 例えば3~4歳でも体重が15kg未満ならば「ジュニアシート」ではなく「幼児用」を装着するなど、説明書をよく読んで、子供の体型に合ったシートを選ぶことが必要だ。
その3 ハーネスの締め付けが不適正
「乳児用」と「幼児用」のベルト部分に使用される「ハーネス」。しかしハーネスの引出し口と肩の位置がずれていたり、体にしっかり密着していなかったりすると、体がしっかり固定できずに放り出される危険性が高くなる。取扱説明書をよく読んで、肩の位置や引出し口の正しい位置関係を確認しよう。
その4 もらい物なので部品が足りない
近年のチャイルドシートは部品などが固定されている「一体型」が主流だが、少し古い形だと取り付け金具が必要なタイプも存在する。その場合怖いのは、金具等の紛失によって、うまく固定できないこと。不安定な状態で取り付けると、当然大きな危険を伴う。
いずれの場合も重要なのは、取扱説明書をよく読んで注意事項を確認すること。もらいもので説明書がない場合、メーカーの公式サイトでダウンロードできるケースや、問い合わせにより説明書を取り寄せることも可能だ。
さらに子供が少しでも快適にチャイルドシートを装着できるよう、ママはさまざまな工夫をしてあげることも大切だ。座ったら思い切り褒めてあげたり、大好きなおもちゃや歌を取り入れたりなど、少しでも楽しい空間にしてあげよう。もちろん子供が疲れないよう、こまめに休憩をとろう。
チャイルドシートは大切な子供の命を守る大切なもの。それを肝に銘じ、子供とのドライブを楽しんでほしい。
JAF東京支部では、2014年3月16日(日)にチャイルドシートチェックアップ・イベントをトイザらス・ベビーザらス武蔵村山店で実施(費用無料・募集定員 10:00~12:00/50台 13:00~16:00/50台 申込必須 定員を超えた場合には抽選 応募締切:2014年3月6日(木))。詳細はJAFホームページ[https://present.jaf.or.jp/jaf/5009/1/1/xs=_dvebLsIVWYE5]まで。
また、他の地域でのチャイルドシートチェックアップも開催しているのでこちらのページ[https://jafevent.jp/event_info/safety/child_sheet.php]でチェックして、是非参加して欲しい。