2:麺を別茹でする

2つ目に紹介する裏技は「麺を別茹でする」というもの。やり方は至って簡単です。麺を茹でたお湯を使って、別のお湯を使ってインスタントラーメンを作ります。

そう、これをご覧になった方は「なぜ、そんな面倒なことをしなければいけないの?
」と疑問に思ったことでしょう。その理由は大きく2つあります。

1つ目は、たっぷりのお湯を使って麺を茹でることができることです。インスタントラーメンの袋に記載されているお湯の量で麺を茹でると、思いのほか水の量が少ないと思ったことはありませんか。

実は、麺の上部が水から出てしまうと、その分茹でムラができてしまうんです。つまり、水はいつもより多めの湯量で茹でることができれば、麺全体に火が回りモチモチに仕上がりやすいということ。

2つ目は、麺の油分を落とすことができることです。

ノンフライ麺を良く見かけるようになりましたが、基本的にインスタントラーメンの麺は油で揚げているものが多くあります。要するに、油で揚げた麺を茹でたお湯には、その分の油が浮いているということです。このお湯を捨てて、別のお湯でスープを作れば、すっきりとヘルシーなラーメンが味わえます。

ダイエット中で余計な油分を抑えたい人にぴったりですね。

3:重曹を入れる

重曹

ふくらし粉としてはもちろん、掃除やニオイ消しなどにも使える万能アイテム「重曹」。この重曹を入れてしまうというのが、3つ目の裏技です。

なぜ、重曹をインスタントラーメンに加えるとおいしくなるのでしょう?

それは、重曹を入れることでお湯がアルカリ性になることがポイント。お湯がアルカリ性になることで、小麦粉に含まれている「グルテン」に作用し、麺にコシが生まれ、モチモチの食感になるんです。

重曹を入れる場合はいくつか注意点があります。当然ですが、重曹は口に入るものですから食用を使いましょう。

もう一つは重曹を入れて茹でるお湯とスープを作るお湯を分けるということです。なぜなら、重曹入りのお湯でスープを作ってしまうと、重曹特有の苦みが出てしまうから。ちょっと面倒ですが、麺とスープのお湯は分けてください。ただ、麺だけを重曹で茹でる場合は、重曹の苦みは移らないので、安心していただけますよ。

重曹を入れるだけで、インスタントラーメンが生麺のような味わいになります。お家に重曹がある方はワンランク上の食感を味わってみましょう。