「異性と付き合ったことがない」「好きな人がいたことがない」など、恋愛の経験があまりない人を見ると純粋さを想像する人は多いと思います。
誰かのことを深く好きになり良好な関係を築きたいと思うのが恋愛ですが、他人の存在を自分の内側にしっかりと留めたことのない人のなかには「自信のなさ」が理由で恋愛から遠ざかっていることも。
人と関わる状況に心が怯みがちな人ほど、実は二股なども「できてしまう」場合があります。
「恋愛慣れしていない人」はどんな感覚や価値観を持っているのでしょうか。
「恋愛の経験が少ない」のは悪いことではない
誤解を避けるために最初に書くと、恋愛の経験が少ないことは、悪いとは決していえません。
恋愛は「誰もがするべきもの」ではなく、好きになれる相手がいなかったりそれより優先したいものがあったりと、生きるなかでどんな位置にあるかは人それぞれです。
20代後半や30代以降になると、交際経験ゼロのいわゆる「恋人がいない歴=年齢」の人は性格に何か問題があるのでは、と敬遠されることも確かに増えますが、それも当人が気にしなければいい話でもありますよね。
恋愛の経験が少ない人には、「誰かを好きになる気持ちがわからない」「好きになってもどうすればいいかわからない」など、他人との関わり方に悩むのが嫌で逃げてしまう場合もあります。
また、恋愛に興味はあるけれど自分に自信がないことで積極的になれないという人もいて、好意を自分の力で育てることが難しいために中途半端な接触しかできずにいつの間にか関係が終わってしまうことも。
恋愛は、ひとりでするものではなく「好きな人と一緒に」愛情を慈しんでいく姿勢が欠かせません。
それは経験によって掴んでいく感覚であって、この実感が育っていない人ほど、二股や浮気について罪悪感が薄く「できてしまう」自分に違和感を持ちません。
ある女性のケースをご紹介します。