台湾式の朝ご飯を初体験。複雑で愉快な味わいに驚く

【東京豆漿生活】 台湾の朝食で定番中の定番、鹹豆漿

まずは、鹹豆漿(シェントウジャン)から。

開店を待っているとき、店周辺でただよっていた香りは、この豆乳だったようだ。豆乳スープみたいだけど、レンゲですくうと固まっている部分もある。

おぼろ豆腐のような、つるんとした喉越しが愉快である。

【東京豆漿生活】 揚げパンを豆乳にひたして食べるのははじめて

ちょい辛のラー油がアクセントになっていて、飲むのがたのしい。やや厚めの小口切りにしたネギのコリコリ感もおもしろい。

豆乳をふくんだ揚げパンが「ふにゃっ」としたり「カリッ」としたり。ちょい辛かつ食感も豊かで、喉越しも複雑で愉快だった。

パイのような「台湾パン」のサンドイッチも外せない

【東京豆漿生活】 ねぎ卵焼きと肉でんぷをはさんでもらった焼餅。白ごまと黒ごまがまぶしてありました

次に、ねぎ卵焼きと肉でんぷをはさんだ焼餅(シャオピン)を実食。

横半分に切った焼餅に、ネギ卵焼きと肉でんぷをはさんだサンドイッチだった。その切り口は、パイのような生地が何層にもなっている。

【東京豆漿生活】 ねぎ卵焼きと肉でんぷのサンドイッチ。焼餅の切り口に注目! パイ生地風だよね

バターこそ使っていないが、クロワッサンと同じような製法でつくっているのかもしれない。パンそのものは、サクサクした味わいで「ネギ卵焼き」には少し塩味がついていた。

肉でんぷは、魚のでんぷほどではないが、少しだけ甘みを感じる。塩味と甘味とサクサク感をたのしめるサンドイッチでおいしい。

【東京豆漿生活】 白ごまをまぶしたねぎ豚パン。焼き上がったばかりをいただきました

葱肉酥餅(ツォンロウスーピン)は、肉まんの餡をパイ生地で包んだような具合。

ショウガの風味も感じ、これもまた大好きな味だ。