お菓子のような「花生餅」が大好物になった

【東京豆漿生活】 細かく砕いたピーナッツがたっぷり。ピーナッツ本来の甘みがあり、美味

次に、花生餅(フアシェンビン)をいただいた。

パイ生地のなかに細かく砕いたピーナッツがつまっていて、ほんのり甘い。

ピーナッツのクリームやペーストは無加糖でも甘いものが多いが、この花生餅の甘みもピーナッツ本来の甘みだと思う。おかわりしたいぐらい好きな味だ。

【東京豆漿生活】 追加注文した胡麻豆漿。温かいのも注文できるけど、冷たいのを頼んだ

台湾の朝食があまりにもおいしかったのでもう一品、420円の胡麻豆漿(ドウジャン)を追加した。

温かいものか冷たいものを選べるというので、冷たい豆漿を頼んだ。黒ごまと白ごまのペーストを豆乳に加え、加糖したものらしい。

ほんのりと甘く、やさしい味わい。飲み干すのがもったいないぐらいおいしかった。

台湾の朝食はおいしくて、おもしろい

【東京豆漿生活】 店の奥から見た店内。左手に見えるシルバーの筒は、ウォーターサーバー

眼の前のテーブルでは、中国語で会話する20代のカップルが食事をしていた。台湾人かどうか分からなかったが、店長の内田さんによれば台湾には朝ご飯を外食する文化があるという。

台湾朝食を提供するため、台湾人と日本人スタッフが5時半頃から準備をしており、彼らが日本でも台湾朝食の味を守ってくれているんだそう。

台湾の朝食はおいしくて、おもしろい。奥が深すぎる食文化体験であった。

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店舗情報:「東京豆漿生活

◼︎住所:東京都品川区西五反田1-20-3
◼︎電話:03-6417-0335
◼︎営業時間:平日8:00~15:00、土日祝 9:00~15:00(8:00~整理券配布)※売り切れ次第、閉店

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。