サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表23選手が5月12日、発表された。4年に1度の世界大会が、いよいよ目前に迫っている。熱心なサポーターはもちろん、お祭り的に楽しみたいライトファンにとって、どうすればサッカーの祭典は最大限に魅力的になるのだろうか? そのキーワードはズバリ、「奥行き」と「体感」だ。
日本代表の歩みを知る、トークイベント&写真展が無料開催
過去、現在、そして未来へ――。人を前に導くのは、先人が歩んできた歴史だ。過去のW杯における日本代表の歩みを多角的に目視しておくことで、ブラジル大会の彩りはグッと深みを増してくる。そんなコンセプトで行われるイベントが、朝日新聞が主催する「サッカー日本代表戦応援イベント」&「サッカー報道写真展」だ。
「世界に出ていくという意味でのグローバル性、老若男女が楽しく関われるスポーツ、少年少女が将来の夢を描けるという点で、朝日新聞はサッカー日本代表を応援しています」
そう話すのが、今回のイベントを担当する朝日新聞社企画事業本部の伊東武彦氏だ。5月16日から18日までの3日間、六本木の東京ミッドタウンで開催される。
メインコンテンツのひとつが、豪華出演陣によるトークセッション。
まずは16日の12時20分から「日本が世界一になる日」と題し、元Jリーガーの中西哲生氏がW杯の頂点に立つまでの道程をシビアな視点で展望する。
公の場では初顔合わせとなる岡田武志と中山雅史
そして必見が、この日の夜に行われるスペシャルトークステージだ。「監督から観た世界、選手から観た世界」をテーマに語るのは、岡田武志氏と中山雅史氏。
まずは岡田氏が監督の立場から日本代表とW杯を話し、続いて中山氏が登壇してクロストーク。
最後は98年W杯で日本代表の初ゴールを記録したFWである中山氏が、ストライカーの目から世界を語る。ふたりが公の場でともに話すのは、今回が初めてだ。
岡田氏と中山氏のトークショーが金曜の夜に設定されたのは、意図がある。伊東氏が説明する。
「監督という立場で2回指揮をとった岡田さんと、選手の立場で2回出た中山さんに同じテーマで聞くことにより、W杯を深く見ることができます。また、お互いをどう見ているのか。会社でいう上司と部下の関係を重ね合わせて、聞いていただきたいですね。
来場される方は金曜の夜、仕事終わりに上司のグチ、組織のあり方を肴にしてお酒を飲まれると思うので、その一助になればとこの時間に設定させていただきました」