MFの名波、DFの宮本はどんな視点で「日本代表」を見ているのか?
17日は名波浩氏、18日は宮本恒靖氏が「世界で戦うために」をテーマに語る。
MFとして攻撃陣を統率した名波氏、DFとして最終ラインを引き締めた宮本氏は、どんな視点で世界における日本を見ているのか。
日本代表メンバー発表直後に発行された朝日新聞号外が配られるので、臨場感を持ってトークに耳を傾けることができる。ザックジャパン23戦士の名前と顔が一致しないファンにとって、名波氏と宮本氏による基礎知識はW杯への期待感を膨らませてくるはずだ。
ドーハの悲劇から今までの"名シーン"を振り返る「報道写真展」も開催
そしてもうひとつのメインコンテンツが、報道サッカー写真展。ドーハの悲劇が起こった1993年から2014年までに朝日新聞の撮影した写真が、ミッドタウン各所に“立体的に”展示される。無数の写真から約90点を、長らくサッカー雑誌の編集に携わってきた伊東氏がプロの目で厳選した。
元首相の田中角栄が死去した1993年、それはJリーグが幕を開けた年でもある。ビル・クリントンがアメリカ大統領に就任し、サッカーファンはドーハの悲劇に打ちひしがれた。レインボーブリッジが開通し、福岡ドーム(現ヤフオクドーム)が完成したのもこの年だった。写真に報道価値があるのは、こうした時代の瞬間を一枚の画に切り取れることだ。
だからこそ、伊東氏はタイムラインで展示することにこだわった。それぞれの写真、展示会場の演出には込められたテーマがある。
「ドーハの悲劇からW杯に出場する2014年まで、朝日新聞の報道写真で過去と現在がわかります。同時代的に歴史を知らない人も『こういうことがあったんだ』と思えるでしょうし、シニアのファンは『あのとき、俺はあんなことをしていたな』と自分の人生とフラッシュバックして、日本代表の歴史を見られます」